【2026年最新】東京23区「賃貸駅ランキング」発表 三軒茶...の画像はこちら >>

不動産情報サービスのアットホームが「アットホーム賃貸駅ランキング 東京23区編」を発表しました。2025年10月~12月の物件PV数を集計した本調査では、不動の人気を誇る「三軒茶屋」が総合1位を堅持。

一方で、昨年は19位だった「新小岩」が2位へ歴史的な大躍進を遂げました。
2026年3月に新ランドマークが誕生する「池袋」や、高架化が進む「千歳烏山」など、「鉄道インフラの進化」がランキングを揺らす最新トレンドを解説します。

総合ランキング1位は昨年に続き「三軒茶屋」駅

【2026年最新】東京23区「賃貸駅ランキング」発表 三軒茶屋がV2、新小岩が2位に急浮上した“納得の理由”とは?
≪総合≫賃貸駅ランキング※アットホーム調べ

総合ランキングは、1位が前年に引き続き「三軒茶屋」、2位が昨年の19位から大幅ランクアップの「新小岩」、3位が昨年同様に「葛西」という結果になりました。

シングル・カップル・ファミリーの各ランキングは下記の通りです。

【2026年最新】東京23区「賃貸駅ランキング」発表 三軒茶屋がV2、新小岩が2位に急浮上した“納得の理由”とは?
≪シングル≫賃貸駅ランキング※アットホーム調べ

シングル編は、総合ランキング1位の「三軒茶屋」が1位に。2026年12月に「アトレ中野」が開業予定の「中野」が3位に、総合2位の「新小岩」が4位にランクインしています。

【2026年最新】東京23区「賃貸駅ランキング」発表 三軒茶屋がV2、新小岩が2位に急浮上した“納得の理由”とは?
≪カップル≫賃貸駅ランキング※アットホーム調べ

カップル編は、総合ランキング2位の「新小岩」がトップに輝きました。2位には新小岩からJR総武線快速で1駅約5分の「錦糸町」がランクインしています。

【2026年最新】東京23区「賃貸駅ランキング」発表 三軒茶屋がV2、新小岩が2位に急浮上した“納得の理由”とは?
≪ファミリー≫賃貸駅ランキング※アットホーム調べ

ファミリー編は、1位~3位まで昨年と順位の変動はなく、高層マンションが数多く立ち並ぶ「勝どき」がトップに。都心へのアクセスの良さと運河沿いに緑あふれる公園が点在する環境の良さ、保育園の充実、再開発により整備された街並みなど、子育てしやすい環境が整っています。

【総合1位】渋谷駅まで2駅約4分「三軒茶屋」

【2026年最新】東京23区「賃貸駅ランキング」発表 三軒茶屋がV2、新小岩が2位に急浮上した“納得の理由”とは?
東急世田谷線三軒茶屋駅とキャロットタワー(画像:Pixta)

ここからは、総合ランキング上位の駅の特徴を見ていきましょう。
総合1位は前年に引き続き「三軒茶屋」駅となりました。東急田園都市線と世田谷線が利用でき、渋谷駅まで東急田園都市線で2駅約4分。アクセスの良さと、おしゃれなカフェや古着店が並ぶ街並みが若い世代を中心に根強い支持を集めています。

駅直結の複合施設にはスーパーマーケットや衣料品店以外にも行政サービスが整っており、生活利便性も高いことから、東京でも屈指の人気エリアとして有名です。

【総合2位】新金線旅客化と南口再開発で注目の「新小岩」

【2026年最新】東京23区「賃貸駅ランキング」発表 三軒茶屋がV2、新小岩が2位に急浮上した“納得の理由”とは?
新小岩ルミエール商店街(画像:Pixta)

総合2位の「新小岩」駅は、シングル向けでも前年の36位から4位に急浮上、1LDK~2DKのカップル向き物件では前年18位から1位となりました。総合では前年19位からのランクアップです。
新小岩駅はJR総武線の各駅停車に加え、快速線の停車駅でもあり、東京駅まで約13分という利便性は共働き世帯やシングル層にとって大きなメリットです。とはいえ、今「新小岩」がこれほどまでに注目される理由とは何なのでしょうか。その背景には、将来の「新路線」「南口再開発」への期待が隠されています。

悲願の「新金線」沿線を活用した新たな交通システム

新小岩駅を語る上で、鉄道ファンが見逃せないのが「新金貨物線(新金線)」沿線を活用した新たな交通システムの構想です。これは新小岩駅と常磐線の金町駅を結ぶ新金貨物線を活用し、新たな交通ネットワークを構築するという葛飾区のビッグプロジェクト。現在は南北の移動がバス頼みのエリアですが、この新線が実現すれば、JR総武線と常磐線のネットワークが強化され、エリア全体の価値が劇的に向上します。

【参考】
どうなる?新金線〝南北移動の不便解消へ〟東京・葛飾区が新小岩~金町を繋ぐ「新交通システム整備構想」BRTや自動運転も視野に(※2026年1月掲載) https://tetsudo-ch.com/13021270.html

駅周辺の劇的変化とJR総武線の利便性

【2026年最新】東京23区「賃貸駅ランキング」発表 三軒茶屋がV2、新小岩が2位に急浮上した“納得の理由”とは?
葛飾区「新小岩駅南口地区第一種市街地再開発事業」より再開発事業の範囲

2023年10月には、駅直結の複合型商業施設「JR新小岩駅南口ビル」が開業。商業施設やフィットネスジム・スパに加え、葛飾区の行政サービス施設も入居しており、利便性が格段にアップしました。さらに、南口の再開発が進行中で、完成に向けて高層マンションや商業施設の整備が進んでいます。

課題は通勤時間帯の混雑か

【2026年最新】東京23区「賃貸駅ランキング」発表 三軒茶屋がV2、新小岩が2位に急浮上した“納得の理由”とは?
出典:国土交通省「東京圏における主要区間の混雑率」より抜粋

デメリットとしては、朝の通勤時間帯をはじめとする総武線の混雑が挙げられます。国土交通省が発表している鉄道混雑率の資料によると、2024年度の東京圏の平均混雑率が139%なのに対し、総武線快速の新小岩~錦糸町間の混雑率は153%。また、総武線各駅停車は千葉駅~三鷹駅まで全39駅と停車駅が非常に多いため、遅延が生じがちです。都心へのアクセスが良く人気がある駅ゆえの悩みで、少し早めに家を出るなどの対策が必要かもしれません。


とはいえ、ホームドアの設置や駅舎の改良など、JR東日本によるインフラ整備が進み、住みやすさは着実に向上しています。

3位~5位:「葛西」「池袋」「千歳烏山」の最新状況

【2026年最新】東京23区「賃貸駅ランキング」発表 三軒茶屋がV2、新小岩が2位に急浮上した“納得の理由”とは?
東西線葛西駅前ロータリー(画像:Pixta)

上位5位以内には、鉄道利便性が極めて高い駅が顔を揃えています。それぞれの最新状況をチェックしてみましょう。

3位:葛西駅(江戸川区)東西線の混雑緩和に光明

3位をの葛西駅は、東京メトロ東西線で大手町や日本橋へダイレクトにアクセスできるのが最大の強みです。東西線といえば混雑が課題ですが、現在、南砂町駅のホーム増設工事などが進められており、将来的なダイヤの安定化と混雑緩和が期待されています。

4位:池袋駅(豊島区)「ウォーカブルな街」へ進化する巨大ターミナル

依然として高い人気を誇る池袋。JR東日本が進める「池袋駅西口再開発」により、駅周辺は公園と一体化した歩きやすい街並みへと生まれ変わろうとしています。JRのほか、西武・東武・東京メトロの4社が乗り入れており、鉄道の選択肢において右に出る駅はありません。

【参考】
池袋西口マルイ跡地が劇的進化【3/14開業】池袋駅直結「IT tower TOKYO」池袋初出店やシェアラウンジなどの入居店舗を紹介 https://tetsudo-ch.com/13023881.html

5位:千歳烏山駅(世田谷区)京王線の高架化で「開かずの踏切」解消へ

千歳烏山駅は現在、京王線では連続立体交差事業(高架化)が進行中です。これにより駅周辺の「開かずの踏切」が解消され、南北の分断がなくなるとともに、バスや自転車のアクセスが飛躍的にスムーズになります。特急停車駅としての利便性はそのままに、街の回遊性が高まることで、さらに人気が過熱しそうです。
【参考】
前面展望 千歳烏山駅から仙川駅【駅ぶら】06京王電鉄 京王線075 https://tetsudo-ch.com/12894809.html

鉄道インフラの「完成」を待つのが、賢い住まい選び?

今回のランキング結果を分析すると、単に「今便利な街」だけでなく、「これから鉄道や駅が変わる街」に注目が集まっていることが分かります。

特に新小岩のような再開発・新線構想があるエリアは、インフラが完成してからでは家賃や物件価格が跳ね上がってしまうことが多々あります。新金線のLRT化はまだ先の話ではありますが、こうした「鉄道の未来図」を先読みして住む場所を決めるのは、おでかけ好きや鉄道ファンにとっても賢い選択と言えるかもしれません。

特にJR東日本の総武線沿線は、錦糸町や小岩も含め、劇的な変化の真っ只中にあります。利便性という実利と、変化を楽しむワクワク感。新小岩が2位になった理由は、そんな期待感の現れなのかもしれません。

アットホーム賃貸駅ランキング 東京23区編 調査概要

調査対象:「不動産情報サイト アットホーム」において、物件詳細ページのPV数が多い駅順にランキング
※複数路線において、駅名が重複する場合は合算の数値
調査期間:2025年10月1日~12月31日(前年:2024年10月1日~12月31日)
調査エリア:東京都23区

(画像:アットホーム)

鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)

編集部おすすめ