日立の鉄道分野の次世代拠点になる「カナダ本社」=イメージ=(画像:日立製作所)

日立製作所からリリースされたのは、鉄道分野の世界戦略に関するニュース。

日立の鉄道分野の海外事業会社・日立レールは、カナダ・トロントに新しい「カナダ本社」を創設する。

およそ3000万カナダドル(約34億円)を投資、同国中東部のオンタリオ州を北米の戦略拠点と位置付け。地球環境保全の観点で鉄道が期待を集める中、「世界の日立」を売り込む。

カナダ本社構想は、日立グループがトロントを拠点に取り組む1億カナダドル(約112億円)規模の投資方針の一環。次世代の鉄道信号技術「SelTrac G9(セルトラックG9)」の開発機能を新本社に集約するほか、列車制御センターを置いて、世界各地の鉄道システムをターゲットに、高度なエンジニアリング機能を強化する。

新本社は2026年夏、トロントのスカーバロー地区「コンシリウム・プレイス」に開設予定。延べ床面積約12万5000平方フィート(約1万1600平方メートル)、5.5層構造で、およそ1100人の従業員と約100人の有給インターンが勤務する計画。ジムや託児施設、EV(電気自動車)充電ステーションなどを備えて、働きやすい環境を演出する。

計画発表に当たり、日立レールカナダ法人のアルノー・ベッセCOO(最高執行責任者)は、「最先端のカナダ新本社は、次世代の技術人材を育成、世界中の都市交通システムで輸送力向上や信頼性強化、コスト削減を実現していく」とコメントした。

記事:上里夏生

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