2026年3月19日、JR関内駅前の旧市庁舎跡地に、横浜の新たなランドマークとなる大規模ミクストユース型プロジェクト「BASEGATE(ベースゲート)横浜関内」が開業します。
33階建ての「タワー」と、村野藤吾氏設計の旧横浜市庁舎行政棟を再生した「ザ レガシー」の2棟を中心に、日本最大級の常設型ライブビューイングアリーナや、星野リゾートが手がけるホテル「OMO7横浜」、横浜市民におなじみの「有隣堂」など、多彩な施設が集結。
関内ってどんな街?
「BASEGATE横浜関内」は、JR根岸線「関内駅」南口、横浜市営地下鉄ブルーライン「関内駅」1番出口から徒歩約1分、みなとみらい線「日本大通り駅」2番出口から徒歩約7分の立地です。
最寄り駅の「関内駅」は横浜市の中心的な駅です。「横浜駅」までJRもしくは地下鉄で約5分、「新横浜駅」まで地下鉄で約16分、「品川駅」までJRで30分前後と高い交通利便性を誇ります。
また、ハマスタこと「横浜スタジアム」の最寄り駅として知られ、「横浜中華街」や異国情緒あふれる「馬車道」、「ランドマークタワー」や「赤レンガ倉庫」といった観光スポットが多いみなとみらい地区も徒歩圏内。官公庁やさまざまな企業の本社が建ち並ぶオフィス街としても発展しています。
関内駅北口では今、大規模な再開発計画が進行中!
関内駅前では現在、複数の大規模再開発事業が進行中です。今回紹介する旧市庁舎街区の大規模複合施設「BASEGATE横浜関内」のほかにも「関内駅前地区第一種市街地再開発事業」として、ショッピングセンター「CERTE(セルテ)」跡地を中心とした北口地区と、港町地区に2棟のビルを建設。完成後は「BASEGATE横浜関内」と歩行者デッキで繋がる予定です。
歩行者に優しくなった「みなと大通り」
「BASEGATE横浜関内」の誕生により、関内駅前の景観が大きく変わりました。「BASEGATE横浜関内」と「横浜スタジアム」の間を通るみなと大通りは、車椅子やベビーカーでも快適に移動できるよう、歩道拡幅工事が行われました。広くなった歩道にはベンチが設置され、街路樹も整備されています。
「BASEGATE横浜関内」と「横浜スタジアム」を結ぶ「みなと大通りデッキ」も新設され、スムーズに行き来できるようになりました。
関内駅からみなと大通りをまっすぐ歩けば、もうひとつの最寄り駅、「日本大通り駅」に辿り着きます。
2027年春に「大通り公園」1~3区をリニューアル
また、JR「関内駅」から市営地下鉄「阪東橋駅」付近までのエリアに広がる「大通り公園」のリニューアル工事が進められています。関内駅寄りの1区~3区は「BASEGATE横浜関内」と連携する「LIVE(活き活きと暮らす)×PARK」をコンセプトとした空間に。2027年春の竣工を予定しています。
【参考】
横浜・関内駅前が激変!「セルテ」跡地の北口地区&港町地区再開発が本格始動、超高層ツインタワーと空中回廊の全貌 https://tetsudo-ch.com/13020753.html
「BASEGATE横浜関内」を起爆剤とした新旧融合の街づくり
グランドオープンを1週間後に控え、現地では元フジテレビアナウンサーで横浜出身の中村仁美氏が進行のもと、記者発表会が行われました。
三井不動産の植田社長は「BASEGATE横浜関内」の名称の由来について「新たな価値創造の起点となり、人と人、街と街を結ぶ架け橋になりたいという思いを込めた」と説明。「横浜開港とともに発展した関内は、明治以降日本経済を牽引してきた、横浜の原点とも言える象徴的なエリア。関内が培ってきた歴史や文化に敬意を払いながら、新旧融合の街づくりを実践。新たな賑わいを発信していきたい」とコメントしました。
ディー・エヌ・エーと横浜の関係が始まったのは、横浜ベイスターズを取得した2011年のこと。すぐに溶け込むことができたと語る南場会長は、15年が経った今、関内は「第二の故郷、それ以上の思いがある」と言います。
横浜スタジアムには年間約236万人が訪れ、ベイスターズの熱狂的な人気により年間70日のホーム試合はすべてほぼ満員という状況です。「横浜スタジアムのにぎわい・熱狂を街にもたらしたいという思いでエンターテインメント施設の運営に取り組んできました。年間290日の試合がない日もこの場所を目的に来てもらえるような、新たな体験を提供できる場所にしたい」と語りました。
星野リゾートの星野代表は、世界を代表するモダニズム建築家、村野藤吾氏の手がけた建物を残していくことが大切だとコメント。
また、関内は立地の良さゆえ、年間約3,700万人もの人が訪れるにも関わらず、その大半が日帰り観光であることに言及。「OMO5横浜馬車道 by 星野リゾート」の開業により、長時間滞在してもらえるように運営していきたいとコメントしています。
再生医療の最前線を牽引し、日本の未来を切り開いてきた、STELLAR SCIENCE FOUNDATIONの武部理事は「BASEGATE横浜関内」の6階に横浜市最大級の新産業拠点となる研究施設が誕生することを説明。「サイエンスをもっと身近に。もっと幸せにする、元気にするサイエンスをここから世界に繋げていきたい。ヒューマンサイエンスを基軸に面白い活動ができれば」と語りました。
横浜・関内の新たなランドマーク「BASEGATE横浜関内」
「BASEGATE横浜関内」は、オフィスや大学、新産業創造拠点、ワンダリア横浜、商業施設が入る「タワー」、OMO7横浜 by 星野リゾートや有隣堂を中心とした横浜市旧市庁舎行政棟「ザ レガシー」、常設型ライブビューイング施設・商業施設の「THE LIVE」、観光案内所「ビジターフロント」、商業施設の「スタジアムサイドテラス」「グリーンウォークテラス」で構成された大規模複合街区です。
オフィスや大学など多様な機能が集積「タワー」
33階建ての「タワー」(トップ画像)は、11~33階にオフィスや大学、6~8階にはウェルネスセンターや新産業創造拠点、1~5階にはスーパーマーケットなど商業店舗が入っています。
3~4階には、DeNAが手がける没入型体験施設「ワンダリア横浜 Supported by Umios」があります。3階はカフェとショップ、4階が体験ゾーンとなっており、臨場感のある映像を6つのゾーンで楽しめます。
グリーンスローモビリティ「関内マーロ」
タワー棟の裏手には「モビリティステーション」があり、電気自動車「関内マーロ」を運行。京急が日本旅行と協業し、3月19日(木)から5月31日(日)までのすべての土日祝日に観光ガイド付きの観光ツアーを実施します。
「関内マーロ」の由来はフランス語で「ゆっくりね」の意味を持つ「Mollo」。時速20キロ未満という「歩くより速く、車より遅い」スピードで運行。街の風を感じながら関内地域をゆったりと巡ることができます。
観光ツアーは事前予約制(当日も販売期限まで購入可能)。BASEGATE横浜関内を出発し、山下公園と赤レンガ倉庫で下車。解説を聞きながら歩いて観光も楽しめる、1周遊約1時間15分のコースです。
旧横浜市庁舎行政棟を再生活用した「ザ レガシー」
日本を代表する建築家のひとり、村野藤吾氏設計のモダニズム建築「旧横浜市庁舎行政棟」を再生活用した「ザ レガシー」は8階建て。ホテル「OMO7横浜 by 星野リゾート」と「有隣堂」、小型店舗で構成された「スタジアム横バル街」といった商業店舗が入っています。
「OMO7横浜 by 星野リゾート」は、「気分上々、ハマイズム」をコンセプトとしたホテル。村野藤吾氏設計の旧横浜市庁舎行政棟の歴史的価値を継承した内外装や、OMOブランド初の形態となる「OMOベーカリー」、愛犬と滞在できる客室やドッグガーデン、屋外ドッグランも備えるなど、見どころ満載のスポットです。
地下1階~2階には、1909年に横浜市伊勢佐木町で創業した書店「有隣堂」が入っています。書店はもちろん、生活雑貨の販売やコワーキングスペース、洋食ダイニング、ギャラリーもある充実の空間です。
「スタジアム横バル街」は、「スタジアムサイドテラス」「ザ レガシー」の2棟にまたがり34の小型店舗が集合する飲食ゾーン。小さな路面店が立ち並ぶようにデザインされた空間で、観光の合間に、試合観戦の前後に、仕事帰りと、さまざまなシーンでふらりと立ち寄りやすい、ハシゴ使いにも最適な飲食店が揃っています。
「スタジアムサイドテラス」
その名の通り、横浜スタジアム寄りのエリアに位置する「スタジアムサイドテラス」。「スタジアム横バル街」に多数の飲食店を展開するほか「The TRATTORIA SALVATORE CAFE」「まぐろ問屋 三浦三崎港」「うなぎ四代目 菊川」「焼肉・韓国料理KollaBo×マンジョッ&ソベッチャカンジャンケジャン」が出店しています。
コーヒーブレイクや甘いものなら「継承の道」
「ザ レガシー」と「タワー」の間には、横浜市庁舎の歴史が刻まれた「継承の道」が設けられました。横浜馬車道のスイーツブランド「ガトー・ド・ボワイヤージュ」や横浜の人気カフェ発のスイーツテイクアウト専門店「UNI COFFEE ROASTERY BON BON」、「横濱元町霧笛楼」「横濱ハーバースタジアム」「HORIGUCHI COFFEE & GELATO」が出店しています。
スポーツ観戦や音楽ライブなどで盛り上がる「THE LIVE」
日本最大級の常設型ライブビューイングアリーナ「THE LIVE」は、幅約18メートル、高さ約8メートルの大型LDKビジョンと9つの飲食店で構成された1階「LIVE FOOD HALL」と2階「BAYSTORE Flagship YOKOHAMA」、テラス付きレストランの3階「FOOD TERRACE」で構成されています。
大型LEDビジョンは最大9分割のモニターで、ライブビューイングなどを楽しめます。試合観戦日以外も、フードホールとして日常利用が可能です。
2階の「BAYSTORE Flagship YOKOHAMA」には約2,000アイテムの球団オフィシャルグッズが揃い、刻印サービスやここでしか買えない限定商品も販売しています。
3階「FOOD TERRACE」では、熱狂の横浜スタジアムを肌で感じながら過ごせるテラス付きのレストラン。開放的な空間でBBQを楽しめます。
「グリーンウォークテラス」
「グリーンウォークテラス」には、おなじみ「スターバックス」のティー特化店や横浜元町生まれの「ポンパドウル」、横浜中華街発・梅蘭焼きそばが人気の「梅蘭」が出店。
横浜の新しいランドマーク「BASEGATE横浜関内」のグランドオープンまであとわずか。3月19日の開業以降は、関内が今まで以上に「滞在したい街」となりそうです。野球観戦のついでに、週末のお出かけに、新しくなった関内に足を運んでみてはいかがでしょうか。
文:斎藤若菜 画像:鉄道チャンネル(記者会見の画像:三井不動産)
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)



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