西武新宿線・東村山駅「下り線高架化」で踏切待ちが3割減!府中...の画像はこちら >>

2025年6月29日に切り替えられた西武新宿線の下り線(東村山駅付近)高架化。実施から約半年が経過し、東京都と西武鉄道から劇的な「渋滞緩和効果」が発表されました。

慢性的な渋滞ポイントだった府中街道では、最大渋滞長が約6割も短縮。地元住民やバス事業者が実感する「踏切待ちストレスの解消」と、2028年度の事業完了に向けた最新状況を詳しく解説します。

2025年6月には、高架化されたばかりの下り線路を歩くことができる直前見学会を実施しました。当時の貴重な様子は、以下のレポートをチェックしてください。

【参考】西武「東村山駅」でレールウォーク楽しむ 新宿線下り線が6月下旬に高架化(※2025年6月掲載) https://tetsudo-ch.com/13002516.html

東村山駅付近の新宿線下り線高架化でどう変わった?

西武新宿線・東村山駅「下り線高架化」で踏切待ちが3割減!府中街道の渋滞も6割短縮、驚きの事業効果が判明

東京都、東村山市、西武鉄道が進めている「西武新宿線、国分寺線及び西武園線(東村山駅付近) 連続立体交差事業」。2025年6月29日に新宿線の下り線約2.3kmを高架に切り替えたことにより、早くも街の交通事情に大きな変化をもたらしています。

踏切遮断時間が約3割減少

西武新宿線・東村山駅「下り線高架化」で踏切待ちが3割減!府中街道の渋滞も6割短縮、驚きの事業効果が判明
踏切の遮断時間の変化

高架切換区間にある久米川第2号・第3号、東村山第1号・第2号の4箇所の踏切において、高架化前は1日平均8時間18分もあった遮断時間が、高架化後は5時間43分へと短縮されました。これにより、踏切が開くのを待つ時間が約3割減少したことになります。

府中街道の渋滞長・所要時間も大幅に改善

西武新宿線・東村山駅「下り線高架化」で踏切待ちが3割減!府中街道の渋滞も6割短縮、驚きの事業効果が判明
府中街道の渋滞長

踏切の遮断時間が短くなったことで、周辺道路の渋滞も劇的に緩和されました。久米川第2号踏切道が交差する府中街道では、平日の最大渋滞長が南行きで700mから250mへ、北行きで530mから200mへと、それぞれ約6割減少しています。

西武新宿線・東村山駅「下り線高架化」で踏切待ちが3割減!府中街道の渋滞も6割短縮、驚きの事業効果が判明
所要時間

また、府中街道の久米川町四丁目交差点~八坂交差点間の所要時間(平日12時間平均)も、南行きが14分から10分へ、北行きが12分から9分へ、約3割短縮しました。車での移動が格段にスムーズになっていることがデータからも読み取れます。

約7割が効果を実感!今後の展望

西武新宿線・東村山駅「下り線高架化」で踏切待ちが3割減!府中街道の渋滞も6割短縮、驚きの事業効果が判明
イメージ

西武鉄道らが実施したアンケート調査によると、地元の方々の約7割が「踏切待ちが減少した」と実感しており、バスやタクシーなどの事業者も約7割が「府中街道の渋滞が緩和された」と回答しています。地元住民からは「踏切内で人や自転車が錯綜していたが、その状態も緩和され、安全になった」という声が、バス事業者からは「渋滞が緩和され、運行の際の時間が読めるようになった」という喜びの声が上がっています。長年地域を分断し、渋滞のボトルネックとなっていた踏切が解消に向かっていることは、街の一体化に直結する非常に大きな出来事です。

連続立体交差事業の鉄道部分の完了は2028年度を予定しており、引き続き国分寺線、西武園線、そして新宿線上り線の高架化工事が進められます。

東村山駅付近の新宿線下り線高架化による効果についてご紹介しました。今回の高架化は、まだプロジェクトの一歩に過ぎません。2028年度、全ての線路が高架化されたとき、東村山の交通事情は完成形を迎えます。まずは、新しくなった東村山駅やスムーズになった周辺の街並みを、ぜひその目で確かめにお出かけしてみてはいかがでしょうか。

(画像:西武鉄道)

鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)

編集部おすすめ