ひたちなか海浜鉄道は4月3日、開業11周年を記念して「ひたちなか海浜鉄道開業記念祭2019」を開催すると発表しました。開催予定日は2019年5月12日(日)、メイン会場は那珂湊駅となりますが、阿字ヶ浦駅前特設会場ではあの旧型車両「キハ222」の無料開放を行います。
キハ222は昭和37年に富士重工で製造された車両。もともとは北海道の羽幌炭礦鉄道を走っていましたが、昭和45年同鉄道の営業停止により翌昭和46年にひたちなか海浜鉄道が購入、平成27年5月まで現役で運行を続けていました。
もともと雪国で運行していたため、運転席の窓には旋回窓を採用しています。これは雪国の車両のシンボルであり、キハ222は旅客営業車としては旋回窓を有する最後の車両でもありました。
平成27年5月の引退後、キハ222は阿字ヶ浦駅に留置しています。現在はキハ222をご神体に見立てた”鉄道神社”構想が進められており、「三鉄ものがたり実行委員会」が車両の清掃などを行っています。
ひたちなか海浜鉄道
http://www.hitachinaka-rail.co.jp/