レンタカーで下徳富駅に移動しました。札沼線は石狩当別駅まで、基本的に国道275号線と近づいたり離れたりしながら並走します。
駅舎の手前に大きな松の木があります。駅だと言われなければ、分からないかも知れません。新十津川駅からの営業キロは5.0km。以下、駅間は営業キロです。2006年に新十津川との間にあった二代目中徳富駅が廃止されたので駅間が長くなっています。先客がいました。若い男性。挨拶を交わします。道内から写真を撮りに来られたそうです。でもこの後他の駅では会いませんでした。

有人時代の駅舎で、それなりの大きさがあります。

駅舎の出入口、何故か「下」が消えかかって「徳富」になっています。北海道の地名と言えばアイヌ語起源の説明が多くされていますが、むしろ富とか豊など、過酷な現実を慰める様な漢字の使用がその土地の日々の辛さを想像させます。

駅舎内はキレイに掃除されていました。誰かが額に入った人形など飾ってくれています。管理する駅のスタッフがゴミなど捨てているのでしょうが、定期的に掃除などしている近隣の住民がいらっしゃるのでしょうか。どこかしら温もりを感じます。

ホームに出ます。広々とした眺めだなぁ。でも人家が見えるのでホッとします。ホームは盛り土に砂利を塗しただけです。

これは2015年3月に写した駅名標。

ホームから新十津川方面を見ています。5.0kmあるので歩いたら1時間以上かかりますね。というか北海道では都市部以外に歩いている人をほとんど見かけません。

反対側、札幌方面です。線路は真っ直ぐ。

ホームから駅舎全景。後の白いクルマは移動に使っているレンタカーです。燃費の良いアクアです。

2016年9月に撮影した時は、駅舎の手前に木の柵がありました。

では南下徳富駅に向かいます。レンタカーの車載NAVIでスイスイ行きます。
(写真・記事/住田至朗)