跨線橋から豊ヶ岡駅のホームが見えます。周囲は鬱蒼とした森、実は鉄道林です。

駅の周りに案内看板はありません。1キロ以上離れた国道に「駅入口」の小さな看板があっただけです。
駅にはクルマでアクセスするとUターンできません。駅へのアクセスには、外灯が全く無いので、暗くなったら懐中電灯が必須でしょう。と言うか、怖くて夜一人で来たくないです。(笑)

駅の踏切ですが二輪以外の車両は通行できません。ポツンと離れて有るのが豊ヶ岡駅の待合室。向こう側なら自動車でもUターンできるかな。

踏切からホーム。灯りが2つあります。駅周囲の森を別にすれば駅の南には石狩川が流れ石狩平野が広がります。一方、北側には山地が迫っています。

ホームから新十津川方面。先程写真を撮った跨線橋が見えます。札比内駅からは2.9km。

最初に行った跨線橋、歩道には二人の(たぶん)鉄道ファンが大量の撮影機材と共に列車を待っている様でした。跨線橋の左側下に豊ヶ岡駅。

こちらは札幌方面。ミラーの先のホームがコンクリートです。後述しますがかつてはホーム全体がコンクリートでした。

駅名標。2015年3月なので雪があります。

列車からは見えない角度から待合室と踏切を見ています。なかなか新鮮な眺め。

こぢんまりと魅力的な木造待合室の正面。道が狭いのでこれ以上カメラを引けません。出入口の上には豊ヶ岡駅という駅名があります。

待合室内はキレイに掃除されていました。右にトイレもあります。トイレのドアには「月形町役場 総務課財政係」からの「物を置いていかないで」という張り紙。

2015年3月の写真です。ホームはコンクリート製で、鉄パイプではなく鉄柵がありました。現場で見た感じではコンクリート製ホームの上に木材を載せた仕上げに見えました。背後の鉄柵は錆び朽ちて危険だったのかもしれません。

データでは、豊ヶ岡駅を中心にした半径500m(直径1km)の範囲には2世帯6人しか住んでいません。(2010年国勢調査)調査から10年近く立っているので、もっと少なくなっているかもしれません。いずれにしても、札沼線で、最も周辺に住人の少ない駅です。
(写真・記事/住田至朗)