早月加積駅から1.2kmで越中中村駅。またこの駅がすごかった。

ホームに上がって駅名標、電鉄富山方面を見ています。1935年(昭和10年)富山電気鉄道の早月駅として開業しました。1950年(昭和25年)越中中村駅に改称されています。古い駅ですが利用者は少なく、2015年(平成27年)の平均乗降人員は8人/日でした。(富山市統計書)

反対の宇奈月温泉方面を写していたら普通電鉄富山行電車がやってきました。この先で富山地方鉄道が山側を並走していたあいの風とやま鉄道の線路と離れ、ソノ下をくぐって海側に西魚津駅があります。再びあいの風とやま鉄道と新魚津駅の先まで並走しますが海側を走ります。

待合室のホーム側に小さく駅名が表示されていました。

さて、越中中村駅は何もなさ過ぎて書くコトがありません。しかし次駅の西魚津駅には古い木造駅舎があって写真もたくさん撮っています。
そこで駅の順番を変えてしまうことを御宥恕ください。木造駅舎では無い電鉄魚津駅と新魚津駅を先にまとめてアップします。
駅舎に軽重が有るワケではありません。単に筆者の趣味の問題です。このコラムは【50代から始めた鉄道趣味】ですから。(笑)
西魚津駅から1.3kmで電鉄魚津駅。全くの街中です。今はモダンな機能的駅舎がありますが、2013年(平成25年)までは1967年(昭和42年)に竣工した4階建ての「電鉄魚津駅ビル」の3階に駅がありました。

駅ビルは当時魚津市内で最も高いビルだったそうです。
こちらは、富山地方鉄道さんからお借りした写真。昭和42年(1967年)の駅ビルオープンの写真。『富山地方鉄道50年史』の記録でしょうか。

高齢者の利用が多い電鉄魚津駅にもかかわらず3階の駅まで階段しか無く、バリアフリー化も喫緊の課題となっていました。旧駅ビルの北側に2013年に新しい現駅舎が完成、旧駅ビルは解体撤去されました。現在の駅所在地には短時間用駐車場、高架下に駐輪場があります。トイレはもちろん水洗。
もう一枚、もっと新しい「電鉄魚津駅ビル」のカラー写真です。富山地方鉄道さんのご提供。おそらくデジタルカメラで撮影された写真なので2000年代に入った駅ビルとしては取り壊される直前頃の写真でしょうか。

新しい駅には、改札口正面にエレベーターがあります。平日7:00~20:00は駅員さんがいます。ICカード用自動改札も設置されています。入場券を買ってホームに上がります。

ホームに上がって電鉄富山方面。富山地方鉄道の山側をあいの風とやま鉄道(元JR北陸本線)が並走しています。

こちらは宇奈月温泉方面。新しいホームに古い木のベンチがあります。捨てないのがエライ!

次は新魚津駅。高架を降りて地上駅です。電鉄魚津駅からは1.3km。

地下道から階段を上がった改札口。この駅も毎日7:00~20:00は駅員配置。ICカード用自動改札設置。ちゃんと入場券を購入します。

駅名標。1936年(昭和11年)富山電気鉄道の駅として開業。1995年(平成7年)駅の東西を結ぶ地下道が完成、富山地方鉄道の魚津駅とJR魚津駅の間にあった跨線橋は撤去されました。駅名も新魚津駅に改称されました。

ホームから電鉄富山方面を見ています。

こちらは、これから向かう宇奈月温泉方面。

ちなみにこの写真は2018年1月、宇奈月温泉側から新魚津駅に到着する前面展望。右にJR魚津駅ホームも見えます。側線の様子が分かる1枚です。

トップ画像は2017年12月に撮った新魚津駅に停まるダブルデッカーエキスプレスです。
では駅順が変則的になりますが、西魚津駅に戻ります。
(写真・記事/住田至朗)