日本政府観光局(JNTO)が16日発表した訪日外客数(推計値)によると、2025年3月に日本を訪れたタイ人旅行者は、前年同月比12.5%増の14万8200人で、3月として過去最高を記録した。国別では6位。


JINTOによると、タイの日本人気は継続しており、ビザ免除措置による訪中旅行への人気の高まりの中でも3月単月で過去最高を記録。航空会社のバンコク~成田線の増便、バンコク~高松線のチャーター便の運航などの影響で、航空座席数が増加していることもプラス要因となった。

3月の訪日外国人旅行者数は、前年同月比13.5%増の349万7600人で、3月として過去最高だった2024年の308万1781人を大きく上回り、過去最高を記録した。また1~3月の累計が1053万7300人で、過去最速で1000万人を突破した。

春の桜シーズンに入り、訪日需要が高まった。東南アジアの一部や中東地域では、イスラム教の断食明け休暇に合わせて海外旅行需要が増加した。東アジアは中国、東南アジアではインドネシア、欧米豪では米国を中心に訪日外客数が増加し、今月の押し上げ要因となった。

国別では多い順に、韓国69万1700人(前年同月比4.3%増)、中国66万1700人(同46.2%増)、台湾52万2900人(同7.9%増)、米国34万2800人(同18.2%増)、香港20万8400人(同9.9%減)。

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