タイ・ミャンマーでの大摘発を経て焦点はカンボジアへ。政府と癒着した犯罪の巣窟に日本人の影!独占取材した『カンボジア国際詐欺』ニューズウィーク日本版4/29号が、22日発売された。
発行元のCEメディアハウスによると、カンボジア国際詐欺をスペシャルレポートとして掲載。タイ・ミャンマーでの大摘発を経て、焦点はカンボジアへ。政府と癒着した犯罪の巣窟にある日本人の影や、東南アジア「特殊詐欺産業」の深すぎる闇などを特集している。
ニューズウィーク編集長の長岡氏は、以下のようにコメントしている。
もはや『国民的犯罪』といっていいレベルに拡大したオレオレ詐欺改め特殊詐欺ですが、その犯罪を担う国際組織の全容はこれまでほとんど知られてきませんでした。先日、タイ国境に近いミャンマーの特殊詐欺拠点で少数民族武装勢力が7000人を解放。その中に日本人高校生2人が含まれていたことが大きなニュースになりましたが、これで問題が終わったわけではありません。犯罪組織はタイ・ミャンマー国境からカンボジアに拠点を移し、今なお詐欺行為を続けているからです。詐欺集団がどのように日本や中国、東南アジアから「掛け子」をリクルートするのか。監禁され犯罪行為を強要される彼らがどれほど虐待されているか。そしてなぜカンボジアに拠点を移すのか――。現地に何度も足を運び取材した豪メルボルン大学の研究者イバン・フランチェスキーニのチームが独占ルポで解明しました(長岡)」。