タイでは7月10日から、仏教の祝日で4連休が始まっている。10日は三宝節(アサラハブーチャ)、11日は入安居(カオパンサー)だ。

多くの人が功徳を積もうと寺院を訪れ、ロウソクを掲げて礼拝している。両日共に酒類販売禁止日。

在京タイ王国大使館によると。三宝節は陰暦8月の満月の日で、釈迦が最初の説法を行い、最初の子弟ができた日とされる。仏・法・僧の三宝が揃った日のため、多くの人が寺院を参拝する。

入安吾は、陰暦8月の十六夜の日。この日から出安居の日(今年は10月7日)までの3カ月間、僧は仏教の修行に専念するために寺にこもる。元々は、雨季に外出して百姓が受けた稲を踏まないよう、寺にこもったのが始まりだと言われている。

入安吾の日は大きなロウソクの山車を寺社に奉納する風習があることから、現在は様々な彫刻を施したロウソクの山車や、パレードをする「ろうそく祭り」が行われている。

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