タイの陸・海・空軍の司令官は19日、最高司令官本部で協議し、国境情勢の緩和かカンボジアによる脅威がなくなるまで、カンボジアとの国境検問所を閉鎖すべきだと全会一致で合意した。

カオソッドの放送によると、ソンウィット最高司令官と各軍司令官、国家警察本部司令らが参加し、2025年第5回軍司令官会議を開催。

陸軍の管轄下にある全国際検問所の再開や閉鎖について、陸軍司令官に権限があると確認した。

また司令官らは、カンボジアが現在も安全保障上の脅威になっているとして、国境地域にバリケードを建設する必要があると合意。カンボジアがタイへ侵攻するなどの敵対行為には、国際交戦規則に従って対応するとした。

一方、ジラポル海軍司令官は、カンボジアのカジノの一部がタイ領土内に越境しているため、カンボジアの知事に複数回抗議したが、解決していないと報告。カジノ全体か一部分の解体、または両国で利用すべきか、両国間の協議を望むと話した。

完成記事-向井へメッセージを送信

編集部おすすめ