ベネズエラ代表のファリニェス photo/Getty Images
ベネズエラを支える若き守護神
コパ・アメリカは若手選手にとって世界に実力をアピールする絶好の機会であり、日本代表のMF久保建英など大会前から注目選手に挙げられていた若手もいる。その1人が、ベネズエラ代表のゴールを守るウイケル・ファリニェス(21)だ。
コロンビアのミジョナリオスでプレイするファリニェスは、サイズも180cmほどとGKにしては小柄だ。しかし反応速度が高い評価を得ており、21歳ながらベネズエラ代表の守護神を務める。
そのファリニェスは16日に行われたグループステージ第1節・ペルー代表戦に先発出場し、ビッグセーブも披露してペルーを無得点に抑え込んでみせた。中でも絶賛されているのが75分のプレイだ。
味方が1人退場処分となった直後、数的不利に陥ったベネズエラ守備陣をペルーが崩して決定機を迎える。結局最後はオフサイドと判定されたのだが、ファリニェスは難しい態勢からスーパーセーブを披露。ペルーにゴールを与えなかった。
ファリニェスにはバルセロナがサブGKとして狙っているとの話題もあり、今大会はアピールの場となる。ややハイボールへの対応で怖さもあったが、それでも反応速度は定評通りと言えよう。
このパフォーマンスにSNS上では、「ファリニェスはまだ21歳。モンスターだ」、「このプレイは信じられない」といった称賛の声も挙がっている。ベネズエラの次なる相手は開催国ブラジル代表だ。実力ではブラジルが明らかに上で、苦しい展開の中からどうやってベネズエラが勝ち点を掴むのか楽しみだ。
That save from Wuilker Faríñez. Reacts quickly once he realises the initial shot is going across goal, then scampers across to somehow make the save on the line. Also saves the offside follow-up for good measure. pic.twitter.com/stahOQLnwC
— James Nalton (@JDNalton) 2019年6月15日