インテルのイカルディ photo/Getty Images
セリエAのライバルにエースを渡していいのか
新指揮官にアントニオ・コンテを迎えたインテルでは、センターフォワードに変化が起こると言われている。これまでインテルの最前線を任されてきたのはマウロ・イカルディだが、コンテはイカルディを構想に含めていないという。
コンテが好むFWを加えるのが1番だが、インテル元会長のマッシモ・モラッティ氏には疑問がある。それは噂されるイカルディの移籍先だ。イカルディはインテルを離れる場合、同じセリエAのユヴェントスに向かう可能性があると言われている。さらにナポリも興味を示しているようで、セリエAの中でも高い得点力を誇るイカルディがライバルクラブの手に渡ってしまう可能性があるのだ。
伊『Calciomercato』によると、モラッティ氏は「ジェコとルカクは素晴らしいストライカーだ。ジェコには優れた才能があり、ルカクにはフィジカルがある。ただ、イカルディの方が強いよ。状況は複雑だ。私の時はこのようなデリケートな状況に直面するようなことがなかったからね。イカルディがユヴェントスに行くなら、すでに非常に強いユヴェントスがさらに強くなる。イカルディのSNSでの姿勢は気にしていないよ。
ルカクらの獲得はインテルにとってプラスとなるはずだが、イカルディが優勝を狙うライバルクラブへ向かうのではあまり意味がない。イカルディは何かとお騒がせな人物ではあるものの、得点力だけは確かだ。ナポリやユヴェントスでも20得点以上を決める力を持っている。イカルディを安易に手放すべきではないが、インテルの前線問題がどのような決着を迎えるのか楽しみだ。
●電子マガジンtheWORLD(ザ・ワールド)
最新号は、現在熱い戦いが繰り広げられているコパ・アメリカ完全ガイド!
以下のリンクから無料配信中です
http://www.magazinegate.com/maga_info.php?seq=356/