実力者揃えるチェルシー photo/Getty Images
陣容の豪華さではアーセナルとマンUを超えるか
エデン・アザールをレアル・マドリードに引き抜かれ、さらには今夏FIFAからの補強禁止処分で満足に動けないチェルシーは非常に難しい状態にある。シーズン開幕前からネガティブな予想は避けたいところだが、マンチェスター・シティやリヴァプールと競り合うのは厳しいだろう。
アザール抜きではトップ4入りも難しいミッションに思えるかもしれないが、かつてチェルシーでプレイした経験も持つトニー・カスカリーノ氏は心配していない。アザール抜きでも、アーセナルとマンチェスター・ユナイテッドより戦力は上と考えているのだ。
英『The Times』によると、同氏が不安視しているポジションはセンターフォワードのみ。その他のポジションについてはタレントが揃っていると評価する。
「私はアザール抜きでもアーセナル、ユナイテッドより戦力は上だと思う。カンテは世界最高の守備的MFの1人だし、アリサバラガは才能ある若手GKだ。ウィリアンと新戦力のプリシッチはどのチーム相手にも脅威になる」
「議論があるのは最前線だ。イグアインはユヴェントスへ行き、モラタはアトレティコだ。ランパードの下にはジルー、バチュアイ、アブラハムがいるわけだが、我々はジルーの競り合いの強さやポストプレイのクオリティは理解している。私が疑問なのはバチュアイがハイレベルな環境で戦う能力があるかだ」
今後マンUとアーセナルがどこまでチームを強化できるかによって変わってくるが、確かに現時点で大きな差はないと言っていいだろう。思うように動けない状況ではあるものの、チェルシーはトップ4入りに関して悲観的になる必要はないか。
●電子マガジンtheWORLD(ザ・ワールド)
最新号は、現在熱い戦いが繰り広げられているコパ・アメリカ完全ガイド!
以下のリンクから無料配信中です
http://www.magazinegate.com/maga_info.php?seq=356/