ユヴェントスのピャニッチ photo/Getty Images
中盤のバランスは大丈夫か
マウリツィオ・サッリ率いる新生ユヴェントスは2019-20シーズンこそチャンピオンズリーグを制覇できるだろうか。今夏にはMFアーロン・ラムジー、MFアドリエン・ラビオをフリーで獲得し、中盤の層は厚くなった。
しかし、気になる部分もある。英『The Sun』は現段階での予想スタメンを紹介しているのだが、気になるのは中盤の構成だ。同メディアは[4-3-1-2]のシステムを想定しており、2トップはロナウドと、チェルシーから戻ってくるゴンサロ・イグアインが入るとの予想だ。トップ下にはコパ・アメリカでも結果を出したパウロ・ディバラが入るのだが、問題は3センターだ。
アンカーには攻撃の組み立て役としてミラレム・ピャニッチが入り、インサイドハーフにはフリーの新加入組ラビオとラムジーがそれぞれ入ると予想されている。これまではサミ・ケディラとブレーズ・マテュイディが主に担当してきたが、2人はラビオとラムジーの加入によって退団の噂が浮上している。
ピャニッチ、ラビオ、ラムジーのトリオは非常に豪華だが、やや攻撃的すぎるようにも思える。攻守にハードワークするタイプだったマテュイディやケディラは守備の部分でも効いていたが、ラムジーとラビオはさらに攻撃性能が高い。敵陣へ侵入して得点も狙えるラムジーが入ることで攻撃力アップは間違いないが、守備面でのバランスは少し気になるところだろう。
人員が増えたこともあって同メディアは3センターの選考が最大のジレンマだと伝えている。サッリもプレシーズンから徐々に見極めていくはずだが、最終的にどの答えを導き出すのか。

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