アトレティコへ向かうフェリックス photo/Getty Images
元ポルトガル代表選手が語る
アントワーヌ・グリーズマンの後継者候補としてアトレティコ・マドリードが獲得したFWジョアン・フェリックスには、移籍金1億2600万ユーロに見合う特別な働きが求められている。19歳にかかるプレッシャーは相当なものだろう。
プレッシャーを感じることなく本来のパフォーマンスを見せられるかは分からないが、ポテンシャルは間違いない。スペイン『MARCA』によると、元ポルトガル代表のパウロ・フットレ氏はフェリックスが特別な力を持つ選手と絶賛する。
「私は彼がルイ・コスタ、カカー、ジョアン・ピントをMIXさせた選手だと思っている。ルイ・コスタからはエレガンスさ、カカーからは1対1の強さ、ピントからはゴールへの直感をね」
ミランなどで活躍したルイ・コスタはポルトガルサッカー界を代表する名司令塔で、その美しいキックから数多くのゴールを演出してきた。同じくミランで活躍したカカーには爆発的なスピードがあり、全盛期は1人でカウンターアタックを完結させられるほどの突破力を披露していた。
ジョアン・ピントもポルトガルでゴールを量産したストライカーで、フェリックスにはこれら3つの要素が備わっているとの評価だ。この力をアトレティコで発揮すればサポーターを熱狂させられるはずだが、フェリックスは期待に応えられるか。