チェルシーのアブラハム photo/Getty Images
9番を背負って失敗した者多く
背番号9はチームのエースストライカーに与えられる番号であり、サッカー界では特別な番号の1つだ。ストライカーならばこの番号を任されたいと考える選手も多いはずだが、チェルシーの場合は少し異なる。
昨季はゴンサロ・イグアインが任されていたが、イグアインも期待に応えることはできなかった。そして今注目を集めているのが、アストン・ビラへのレンタル移籍から戻ってきた21歳のFWタミー・アブラハムである。英『Daily Mail』によると、アブラハムはプレミアリーグではチェルシー15人目となる9番着用者になるという。
プレシーズンマッチではバルセロナ戦で得点を挙げるなど結果を残したが、これをリーグ開幕後も続けられるかどうかだ。同メディアは過去の9番着用選手を振り返っているが、実績のある選手でも実力を発揮できないケースが目立った。イグアイン、アルバロ・モラタ、フェルナンド・トーレス、ラダメル・ファルカオらがそうだ。
また、なぜかFWの選手ではないハリド・ブーラルーズ、スティーヴ・シドウェルらに9番を任せた珍ケースも存在する。彼らも成功組には入っていない。
アブラハムの場合はこれからの成長が期待されている選手だ。ケースでいうと、2008年から1年間9番を着用したフランコ・ディ・サントと似ているか。19歳でデビューを果たしたものの、チェルシーでは結果を残すことができなかった。
アブラハムはプレミア・チャンピオンシップ(イングランド2部)でこそ結果を出したが、プレミアリーグでは何の功績も残していない。経験値、トップクラブ独特のプレッシャーに耐えられるかどうかなど気になる部分もあるが、アブラハムは成功を収められるのか。
●電子マガジンtheWORLD(ザ・ワールド)、最新号を無料で公開中!
日本初の電子サッカーマガジンtheWORLD(ザ・ワールド)。最新号は、本誌初のJリーグ特集! 名古屋グランパスの風間監督、大分トリニータの片野坂監督の独占ロングインタビューも奪取しました!!
こちらから無料でお読みいただけます
http://www.magazinegate.com/maga_info.php?seq=358/