”ワン・クラブ・マン”としてその選手キャリア全てをバルセロナに捧げたプジョル氏 photo/Getty Images
「私とロナウジーニョを欲しがっていた」
かつて頼れるキャプテンとしてバルセロナを5度のリーグ優勝に導いたカルレス・プジョル氏。現役時代はバルセロナ一筋でプレイした彼だが、過去に複数回“禁断の移籍”の誘いがあったようだ。
スペイン『MARCA』によると、プジョル氏には2000-01シーズンと2004-05シーズンの2度にわたって宿敵レアル・マドリードからのオファーが届いていたという。当時のことを本人が語っている。
「レアル・マドリードは彼らの新たな監督として、(ホセ・アントニオ・)カマーチョを任命した。そして彼は私とロナウジーニョを欲しがっていた。彼らは2度にわたって私を獲得しようとしたんだ。だが、私は世界最高のクラブにいた。そして、そこでタイトルを獲得したかった。だから残留したのさ」
最初のオファーがあったという2001年は、レアルがバルセロナからルイス・フィーゴを引き抜いて間もない時期。大騒動を巻き起こした移籍劇の翌年に、再度中心選手の獲得を企てるとはレアルもなかなかに図太い神経をしている。移籍が成立してしまえば再び暴動が起きかねないだけに、レアルもプジョル氏のバルセロナ愛に救われたのではないだろうか。
10年以上の時を経て明らかとなったレアルからプジョル氏へのオファー。もしかすると今後、他のレジェンドも「実は俺も……」と過去の移籍話を語り始めることがあるかもしれない。
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