PSGが狙うは欧州の頂点 photo/Getty Images
機能すればとんでもないことに
まさかこんな展開になろうとは。バルセロナ復帰説が盛んに噂されたFWネイマールが残留し、インテルからFWマウロ・イカルディが加入。
この夏でフランス王者パリ・サンジェルマンの前線が恐ろしい構成となったのだ。
陣容だけを見れば前線では前述したネイマール、イカルディに加え、キリアン・ムバッペ、エディンソン・カバーニ、アンヘル・ディ・マリアもいる。英『Daily Mail』は、今季パリが恐らく欧州で最強の攻撃陣を抱えているチームだと伝えているが、その評価も間違いではないだろう。
この5人の昨季の成績を振り返ると、ネイマールは負傷離脱の期間がありながらも23得点13アシスト、最前線カバーニは23得点9アシスト、大暴れしたムバッペは39得点19アシスト、ディ・マリアは19得点17アシスト、インテルでプレイしていたイカルディは17得点5アシストの成績を残している。イカルディの場合はチームが違うが、合計すると5人は昨季184ものゴールを演出したことになる。
同メディアは欧州トップクラブの攻撃陣を10点満点で評価しているが、パリには9.5点の評価が与えられている。アントワーヌ・グリーズマンを加えたバルセロナでさえ8.5点の評価に留まっているため、パリの攻撃陣がいかに強烈かが分かってくる。
ただし、これはあくまで指揮官トーマス・トゥヘルが彼らを上手くまとめられればの話だ。個性が強すぎるため、コントロールするのは簡単なことではない。同メディアはプレミアリーグ王者マンチェスター・シティの攻撃陣にも同じ9.5点の評価を与えているが、マンCの場合はチームとして完璧に機能している。個の力ではバルセロナやパリが上かもしれないが、機能性ではマンCもかなりのものがある。個のパリVS組織のマンCといったところか。
トゥヘルが彼らをコントロールした場合はチャンピオンズリーグ制覇も夢ではなくなってくるが、パリは期待通りの化学反応を見せてくれるのか。機能すれば欧州最強クラスの攻撃力なのは間違いない。
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