フィオレンティーナのリベリ photo/Getty Images
今夏は超積極的に動いた
注目の若手からワールドクラスのベテランまで、今夏に幅広い積極補強に動いたクラブがある。セリエAのフィオレンティーナだ。
今夏にフィオレンティーナが話題を集めたのは、昨季限りでバイエルンを退団したFWフランク・リベリの獲得を実現させたからだ。全盛期の働きは求められないが、リベリの能力は依然として高い。セリエAでも違いを生み出してくれることだろう。
フィオレンティーナといえばロッコ・コンミッソ氏が新たなオーナーに就任したクラブで、とにかく今夏は積極的だった。リベリだけではなく、バルセロナにフィットしなかった暴れん坊FWケビン・プリンス・ボアテングも獲得し、前線では複数クラブから狙われていた若きFWフェデリコ・キエーザを残留させることにも成功した。フィオレンティーナの攻撃陣はなかなか興味深い人材が揃っている。
さらに中盤ではMFミラン・バデリを復帰させ、今夏のコパ・アメリカで日本代表も大いに苦しめられたチリ代表MFエリック・プルガルをボローニャから引き抜いた。プルガルはすでに得点も決めているが、攻守に貢献できるプルガルの獲得は大きい。
英『Daily Mail』も興味深いチームとしてフィオレンティーナに熱視線を送っているのだが、同メディアが興味を持っているのはリヴァプールから期待の若手が1人引き抜かれたことも関係している。スティーブン・ジェラードの従兄弟として注目を集めた18歳のFWボビー・ダンカンだ。リヴァプールで出番がなかったダンカンはフィオレンティーナ移籍の判断を下すことになり、楽しみな若手までチームに加わることになった。
残念ながら開幕2連敗と苦しいスタートにはなったものの、フィオレンティーナは今季の要注目クラブと言っていいだろう。
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