リヴァプールのアーノルド photo/Getty Images
中盤へのコンバートがカギになるか
20歳ながらリヴァプール不動の右サイドバックとなったトレント・アレクサンダー・アーノルドは、正確なクロスを武器にチャンスメイクを連発するアシストマシーンとなっている。このまま世界的なサイドバックへと成長していくのも1つの選択肢だが、『90min』は中盤へポジションを変えるのも1つの手ではないかと提案している。
アーノルドはユース時代に中盤でのプレイも経験しており、子供の頃からリヴァプールのレジェンドMFであるスティーブン・ジェラードのプレイをモデルの1つにしていたと明かしている。ジェラードのように中盤でプレイするビジョンも持っているはずだ。
キック精度の高さはすでに証明されており、同メディアは理想のプレイヤー像としてマンチェスター・シティMFケビン・デ・ブライネの名前を挙げている。デ・ブライネは主に右のインサイドハーフを担当し、サイドに流れて正確無比なクロスでアシストを量産している現代屈指のチャンスメイカーだ。アーノルドがデ・ブライネ系のMFへと成長できれば非常に大きい。
現在のリヴァプールには中盤でゲームメイクする選手が不足しており、アーノルドは将来的な選択肢となるかもしれない。アーノルドのMF起用がもたらす効果はリヴァプールだけでなく、イングランド代表も同じだ。
イングランド代表もゲームメイカーが不足しており、加えて右サイドバックでは非常に激しいポジション争いが起きている。アーノルドを中盤へコンバートすることで、より守備に強みを持つマンチェスター・ユナイテッドDFアーロン・ワン・ビサカ、抜群の加速力を誇るマンチェスター・シティDFカイル・ウォーカーを右サイドバックで起用することが可能となってくる。こちらの方が攻守のバランスは取れるかもしれない。
ジェラードも若い頃はサイドバックを担当していた時期があり、アーノルドが同じ道を辿るのも悪くない。将来的なコンバートは実現するか。
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