レスターのバーディ photo/Getty Images
手がつけられない状態へ
プレミアリーグ最高のストライカーといえば、マンチェスター・シティのセルヒオ・アグエロやアーセナルのピエール・エメリク・オバメヤンらを想像することだろう。しかし、彼らよりも2019年の得点数が多いストライカーも存在する。
手がつけられない状態となりつつあるのは、レスター・シティFWジェイミー・バーディだ。バーディは2019年にプレミアリーグで21得点を記録しており、2019年の欧州五大リーグ得点ランキングではバイエルンFWロベルト・レヴァンドフスキ(25得点)、パリ・サンジェルマンFWキリアン・ムバッペ(24得点)、バルセロナFWリオネル・メッシ(23得点)に次いで多い4番目の数字となっている。
レスターはブレンダン・ロジャースの下で確実に力をつけており、バーディの得点数を見ても非常に良い状態をキープしていることが分かってくる。バイエルン、バルセロナ、PSGといった強豪クラブではなく、レスターで21得点も稼いでいるのは見事と言うしかない。何よりアグエロ(20得点)をも上回っているのが衝撃で、プレミアリーグ最高クラスのストライカーなのは間違いない。
英『Squawka』は再びレスターに特別なシーズンが訪れるかもしれないと注目しているが、バーディは今季に入ってからリーグ戦で9得点を挙げている。先日にはサウサンプトン相手にハットトリックも達成しており、今の状態はリーグ制覇を果たした2015-16シーズンに限りなく近いと言えよう。
当時はリーグ戦開幕10試合で10得点を記録し、最終的には24得点を奪ってみせた。今季も開幕10試合で9得点を挙げており、狙うは25得点以上だろう。32歳になっても衰えぬスピードと得点感覚を武器に、バーディはもう1度レスターを奇跡へ導く考えだ。