長きにわたってマンCの中心選手として活躍するD・シルバ photo/Getty Images
地元メディアも選出に一苦労
近年、プレミアリーグにおいて強豪クラブの地位に上り詰めたマンチェスター・シティ。チャンピオンズリーグ制覇の夢こそいまだ達成できてはいないものの、ここ10年での獲得タイトル数は実に10個。
昨季はイングランド国内3冠を達成し、まさに充実の時間を過ごしていると言えるだろう。
その最大の要因となっているのは潤沢な資金力。現在オーナーを務めるシェイク・マンスール氏の後ろ盾によって、マンCは次々と世界中から有力な選手を獲得している。現在のチームにもFWラヒーム・スターリングやMFケビン・デ・ブライネなどといった世界屈指のタレントが揃う。では、その中でも“2010年代の最強プレイヤー”は誰か。難しい問いであることは間違いないが、英『Manchester Evening News』はチームに10年間在籍している男をチョイスしている。
選ばれたのはMFダビド・シルバだ。同メディアはファンの間で「魔術師」とも呼ばれるこのベテランMFに対し、「素晴らしい落ち着き、ボールタッチ、ターン、スペースの活用法を持つD・シルバはマンCにおいてだけでなく、プレミア全体でもレジェンドだ」と賛辞を惜しまない。現在33歳の同選手は2010年夏にマンCへ加入して以降、常にチームの中心選手として活躍してきた。彼はここまで同クラブで通算402試合に出場しているレジェンド。選出は妥当とも言えるか。
しかし、同メディアはもう一人の候補とかなり迷ったようだ。
それは2010年から2018年まで在籍したMFヤヤ・トゥーレ。現在中国でプレイを続けるこのMFに対して「ヤヤ・トゥレはマンCにD・シルバと同じくらいの影響を与えた選手。彼の雄叫びと相手DFを蹴散らす光景には全てのマンCファンが息を飲んだ。貴重な場面でゴールを決める彼の姿は今でも我々の記憶に残っている」と、直近10年間の最強プレイヤー争いにおいてD・シルバと甲乙つけがたい選手だとの評価を与えている。
他にもFWセルヒオ・アグエロやDFヴァンサン・コンパニなどといった選手が候補に名を連ねたとした『Manchester Evening News』。選考にはなかなか苦労したようだ。それほどまでに名選手が数多く存在する近年のマンC。ファンを対象にアンケートを実施してみるのもおもしろいか。
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