昨季に続き今季も好調をキープするヘタフェ photo/Getty Images
ダークホースが目指すCL初出場
3シーズン前まで2部リーグを戦っていたクラブが、スペインで着実に力をつけてきている。今季リーガ・エスパニョーラでここまで7勝5敗4分で5位につけるヘタフェだ。
昨季5位でフィニッシュしヨーロッパリーグ出場権を獲得した同クラブ。1年限りの大躍進というのであれば比較的よくある話ではあるが、欧州コンペティションに出場していることで過密日程となっている今季も変わらぬ強さを見せつけているのは見事と言えよう。2016年途中から就任したホセ・ボルダラス監督の下で、同クラブはスペインにおける強豪の一角となりつつある。
そんな快進撃を続ける今季のヘタフェを、スペイン『MARCA』は「クラブ史上最強のチーム」と評価する。同メディアがそう考える理由。それは第16節終了時点での勝ち点だ。ヘタフェが現時点でリーガ・エスパニョーラにて獲得している勝ち点は27ポイント。これはクラブがこれまで歩んできた歴史の中で記録した1部リーグにおける最高の勝ち点に並ぶ数字なのだという。
ちなみに今季と同じく27ポイントを稼いだのは2009-10シーズン。しかし、当時の戦績は9勝7敗と引き分けが一つもない。これも加味して、同メディアはより堅実に勝ち点を稼いでいる今季の方が「ヘタフェ史上最強のチーム」に相応しいのではないかと主張しているわけだ。
FWアンヘル・ロドリゲス、FWハイメ・マタ、DFジェネ・ダコナムといったリーグ屈指の選手を擁するヘタフェ。
もはやレアル・マドリードやバルセロナ、アトレティコ・マドリードといったビッグクラブにとっても、彼らは侮れない存在となっているだろう。はたして、近年急激に力をつける同クラブは今季どこまでその順位を上げてくるか。このままいけば、昨季達成したクラブ史上最高成績の5位を更新できる可能性は十分にある。悲願のチャンピオンズリーグ初出場は近いうちに成し遂げることができるかもしれない。
●電子マガジンtheWORLD(ザ・ワールド)最新号を無料で公開中!
最新号は“新監督”にフォーカス。ランパード、サッリなど、新天地でサポーターの心を掴みはじめた新指揮官たちが欧州を熱くする!
こちらから無料でお読みいただけます。
http://www.magazinegate.com/theworld/
編集部おすすめ