ボールをキープするイスコ photo/Getty Images
以前のクラシコでは考えにくい内容に
18日に行われたバルセロナVSレアル・マドリードの一戦は、やや想像と違った展開になったと言えよう。会場はバルセロナの本拠地カンプ・ノウだったが、試合を積極的に動かしたのはアウェイのレアルだ。
スコアこそ0-0だったものの、スペイン『MARCA』はレアルの方が優れていたと総評している。
レアルはカリム・ベンゼマ、イスコらが前線で相変わらずの技術を披露し、計17本ものシュートを放った。フレッシュなMFフェデリコ・バルベルデの奮闘も目立ち、エリア外からバルセロナの守護神マルク・アンドレ・テア・シュテーゲンを脅かすことになったのだ。
対するバルセロナはなかなかフィニッシュに持ち込むことができず、ホームながらシュートは9本止まり。同メディアもレアルに2倍近い差をつけられていることに注目している。リオネル・メッシ、ルイス・スアレス、アントワーヌ・グリーズマンと前線トリオは相変わらず豪華だが、それにしては消極的なパフォーマンスだ。
コーナーキックの数もレアルが6本に対してバルセロナは2本。ボックス内へのクロス本数もレアルが32本蹴ったのに対してバルセロナは8本だ。もちろんチームスタイルに違いはあるものの、積極的にゴールへ近づいたのはレアルの方だ。
バルセロナはポゼッション率こそ52.3%とレアルを上回ったが、以前のように中盤を支配していた感覚はない。今回のクラシコはレアルの方が良い内容で戦っていたと言える。
バルセロナは前節レアル・ソシエダ戦でも相手にペースを握られ、2-2のドローに終わっている。
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