バルセロナのセメド photo/Getty Images
今夏の状況次第では早期復帰もあるか
バルセロナでの未来が不透明となっている右サイドバックは、そう遠くない未来に古巣へ舞い戻ることとなるのだろうか。ポルトガル代表DFネルソン・セメドが2017年夏まで在籍したベンフィカへの思いを吐露している。
今季でバルセロナ加入3シーズン目を迎えているセメド。同クラブでは公式戦111試合に出場し、右サイドバックとして欠かせぬ戦力となっている。しかし、一方で絶対的な存在としての地位を確立したとは言い切れず、下部組織出身のセルジ・ロベルトとポジションを争う時間が続いている。
そんなセメドには今季限りでのバルセロナ退団説が浮上している。現地メディアによると、同選手の現行契約は2022年までとなっているが、この延長に関しては金額面で双方の考えに開きがあるという。これを受けて、バルセロナはセメドをトレード要員とする案を模索しており、現在はインテルFWラウタロ・マルティネスやユヴェントスMFミラレム・ピャニッチ獲得の交渉材料として名前が挙がっている。
セメドのバルセロナでの時間は3シーズンで終わりを迎えるのか。そんな憶測が飛び交う中、本人はポルトガル時代に所属したベンフィカでいずれまたプレイしたいと語っている。スペイン『MARCA』が伝えた。
「一部の選手がするようにお金のためだけに復帰するのではなく、チームを助けられる段階で復帰したいと思っているよ。アレは(ベンフィカでのラストシーズンに成し遂げたリーグ優勝)は、言葉では言い表せないほどだった。心のクラブでチャンピオンになれたことにとても満足したね。
現在26歳のセメドだが、今後トレード要員として自身の望まないクラブへ放出されることとなれば早めの古巣復帰も可能性としては低くないか。次の移籍市場は彼のキャリアを左右する重要なターニングポイントとなるかもしれない。
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