バルセロナからの関心が伝えられているL・マルティネス photo/Getty Images
「問題はどれほどプレイできるかではなく……」
次の移籍市場でルイス・スアレスの後継者獲得に動くとされるバルセロナは、インテルのアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスに目をつけているとされる。年齢的に見ても同選手はまだ22歳。
とはいえ、やはり気になるのはL・マルティネスがスアレスと同じ役割をバルセロナで全うできるかどうかだ。いくら年齢面で若返りを図ることができたとしても、実力が伴わなければ獲得する意味がない。スアレスは今も世界トップクラスのストライカーであり、その後継者となるのは簡単なことではないのだ。
しかし、バルセロナのOBであるフリスト・ストイチコフ氏は適切な環境さえ与えればL・マルティネスは問題なく活躍するはずと主張する。アルゼンチン『TyC Sports』のインタビューに登場した同氏は、この若手アタッカーについて次のように自身の見解を語った。
「マルティネスは素晴らしい能力を持っている。彼はバルセロナで多くのことを学ぶだろう。ルイス・スアレスという素晴らしい先生もいるしね。メッシ、グリーズマン、デンベレとも理解を深めることができると思うな。マルティネスはゴールだけでなく、誰かと競争することも好きなはず。毎日成長しているし、今季は現にそれを証明しているよ。
L・マルティネスの獲得に否定的な意見も現地にはある。しかし、激しい競争の中で22歳はさらに手のつけられないストライカーへと成長していくはずとストイチコフ氏は睨んでいるようだ。
アルゼンチン代表FWの去就はまだまだ不透明だが、彼がバルセロナでも問題なくプレイできる可能性は高いか。今夏の移籍市場、L・マルティネスがどのような決断を下すか楽しみだ。
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