マンUのマクトミネイ photo/Getty Images
吸収できるものは全て吸収
現在、マンチェスター・ユナイテッドの中盤で“最重要”とみなされている選手。多くの人は今冬獲得したブルーノ・フェルナンデスの名を挙げるだろう。
身長190cmのサイズや、90分通してピッチ縦横無尽に走り回れる持久力を武器にマンUの中盤を支えているマクトミネイ。攻守にファイトできる彼は、オーレ・グンナー・スールシャール監督にとって間違いなく替えの利かない選手となりつつある。
そんなマクトミネイの向上心が恐ろしい。今でも十分な評価を得ている同選手だが、彼はまだまだ自分に足りないものを他の選手から吸収しようとしているようだ。それはチームメイトから往年の名手まで。『MUTV』のインタビューにて、マクトミネイは次のように語っている。
「世界中のフットボーラーの中にはお手本とするべき選手がたくさんいるよ。ポールもその一人だね。彼は非常にパワフルだし、ピッチ上を物凄い速さで疾走するんだ。中盤において最も危険な選手と言えるよ。僕もポールのようにラインの裏へ抜け出す動きができるように努力しているよ。
「そのようなボックス・トゥ・ボックスの選手になるためには、他にもいくつか驚くようなモデルにできる選手がいる。例えばジダン、パトリック・ヴィエラ、ロイ・キーンはピッチの中央で信じられないほどうまくプレイしていたね。彼らの動画を見続けることも重要だ。今はできるだけ多く、彼らのプレイ動画をみんなに送ってもらっているよ」
どこまでも成長に貪欲なマクトミネイ。はたして未来の彼はどこまでパーフェクトなMFとして完成された選手となっているのだろうか。23歳の将来が楽しみでならない。
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