マジョルカで順調に成長している久保 photo/Getty Images
18歳ながら結果も残すサムライ
“日本の至宝”はスペインで着実に成長している。昨夏レアル・マドリードへと移籍を果たし、今季はマジョルカで武者修行している日本代表MF久保建英。
ドリブル、パス、シュートと、攻撃面における全ての能力でマジョルカの前線に違いをもたらしている久保。しかし、その中でもスペイン『as』が称賛する能力がある。それは久保のドリブルセンスだ。
同メディアによると、今季久保は90分あたりのドリブル成功数で実に5.4回というハイレベルな数字を記録しているという。これは2019-20シーズンにリーガ・エスパニョーラで1000分以上プレイした選手の中で、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシと並んでトップタイの数字なのだ。
もちろん、出場時間は久保とメッシで400分近くの差がある(久保:1431分、メッシ:1889分)。しかし、これが注目すべきデータであることに違いはないだろう。“日本のメッシ”は着実に、一歩ずつ本家に近づいていると言っていいはずだ。
久保自身は4月に『as』が行なったインタビューにて「メッシほどの選手と比較されるのはあまり好きではありませんね」と語っていたが、こうした数字を見てしまえば期待せずにはいられない。まだ18歳ながらスペインでしっかりと結果を残している若きサムライ。
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