ベンフィカで頭角を現すF・ルイス photo/Getty Images
ポルトガルの新世代MF
昨夏、マンチェスター・ユナイテッドは右サイドバックの位置にクリスタル・パレスからDFアーロン・ワン・ビサカを加えた。長い足を武器に多くのタックルを仕掛けることから“スパイダー”との異名を取る同選手。
そんなワン・ビサカに続いて、マンUは今夏も若きタックルマスターの獲得を企んでいるという。その選手とはベンフィカに所属する20歳MFフロレンティーノ・ルイスだ。
同選手はベンフィカでは中盤の底を主戦場としており、高い身体能力を活かしたボール奪取能力や類稀なるポジショニングセンスからくるカバーリング能力が魅力のMF。昨年6月に行われたFIFA U-20ワールドカップではポルトガル代表の主力としてプレイし、チームのベスト8進出に貢献している。どこからでも足が伸びてくることから、ポルトガルでは“オクトパス”との異名を取るボールハンターだ。ワン・ビサカとはポジションこそ違えど、そのスタイルはタックルモンスターという点でかなり近しいものがあると言えるだろう。
英『Daily Mail』によると、F・ルイスとベンフィカの契約は2024年までとなっているが、ポルトガルの強豪はその後の完全移籍も視野に入れたレンタルでの放出を容認する構えのようだ。今冬ドルトムントからMFユリアン・ヴァイグルを加えて中盤の層が熱くなった同クラブ。若き才能を高額でビッグクラブへ売却する思惑と同時に、F・ルイスへ対する親心もあるか。
ポルトガルに出現した新たなタックルモンスター。はたしてこの若き才能をマンUは確保することができるのだろうか。
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