モレイも出番増加中 photo/Getty Images
来季出番増えるであろう若手たち
バイエルンのリーグ制覇が決定したブンデスリーガも残り僅か。2位ドルトムントは20日にライプツィヒを2-0で撃破したが、すでに来季の王座奪回へドルトムントの準備はスタートしている。
独『DW』がライプツィヒ戦を振り返っているが、このゲームでドルトムントの指揮官ルシアン・ファブレは右のウイングバックで20歳のマテウ・モレイを先発起用。
今季はレアル・マドリードからレンタルで加わっていたDFアクラフ・ハキミが右サイドを務めてきたが、ハキミの将来はまだ分からない。モレイはハキミ退団に備えた別プランの1つで、それを試し始めているのだろう。
またウイングの位置では17歳のアメリカ人FWジョバンニ・レイナも先発。チームメイトのアーリング・ハーランドが「アメリカン・ドリーム」と呼ぶレイナは、こちらも去就が読めないFWジェイドン・サンチョの後釜候補だ。サンチョの動き次第では、来季レイナがウイングの1番手となる可能性だってある。
同メディアはサンチョとハキミがいないドルトムントの姿を垣間見たと伝えているが、仮に2人が抜けるならば穴埋めへ動く必要がある。
そしてこのゲームで2得点を挙げたハーランドは、ひとまず来季もドルトムントで戦うのではないかと見られている。今季もゴールを量産したハーランドがブンデスリーガでフルシーズンを戦えばどうなるのか。これは来季最大の注目ポイントと言っていい。バイエルンFWロベルト・レヴァンドフスキから得点王のタイトルも奪えるかもしれない。
また、このゲームでは昨年の1月にボカ・ジュニアーズから獲得していた21歳のアルゼンチン代表DFレオナルド・バレルディも途中出場。
出番はなかったが、ベンチ入りしていた20歳の世代別ドイツ代表MFトビアス・ラシェルに関しても、同メディアは来季から出番が増えるかもしれないと予想している。すでに来季への戦いはスタートしているのだろう。
サンチョとハキミが抜ければ穴は相当大きなものとなるだろうが、ドルトムントはこれまでもそうした穴を上手く埋めてきたクラブだ。来季こそバイエルンを捕まえられるのか、今後の改革に期待だ。
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