先日行われたマンC戦でも敵地で黒星を喫してしまったリヴァプール photo/Getty Images
英メディアが改善せよと指摘するのは
今季イングランド・プレミアリーグで圧倒的な強さを見せつけ、30年ぶりとなるリーグ優勝を果たしたリヴァプール。前線から最終ラインまでパーフェクトとも言える陣容を組んで臨んだ2019-20シーズンの彼らは、まさに“最強”と呼ぶにふさわしい集団だった。
しかし、そんなリヴァプールをもってしても2019-20シーズンに達成できなかったことがある。プレミアでは2003-04シーズンにアーセナルが唯一成し遂げている“無敗優勝”だ。今季は第27節まで順調に毎試合勝ち点を積み重ねたリヴァプールだが、第28節でワトフォードに敗れたことでそれは露と消えている。シーズンも終盤戦に突入したところで途切れた大記録。「来季こそは……」と選手も思っていることだろう。
だが、そんなリヴァプールにとって少し不安なデータがある。英『talkSPORT』が彼らに改善を促しているのはアウェイゲームにおけるパフォーマンスだ。実は今季、彼らが公式戦で喫した5つの敗戦(延長の末に敗れたCLアトレティコ・マドリード戦を除く)は全て敵地で開催された試合なのだ。加えて、その全てでリヴァプールは対戦相手に完封負けを食らっている。この事実を同メディアは「一抹の不安」とし心配しているのだ。
弱点とまではいかないが、“無敗優勝”に向けて少し嫌なデータがあるリヴァプール。もちろんアウェイゲームがそこまで得意でないというのは他のチームにも言えることだが、どんな状況でも一定のパフォーマンスを披露する力こそ完全優勝を成し遂げるために必要なものか。
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