インテルのエリクセン photo/Getty Images
起用を猛プッシュするのは
今夏にMFアルトゥーロ・ビダルも加わったインテルは、これから中盤をどう構成していくのだろうか。
ビダルと同じく戦えるラジャ・ナインゴラン、昨季も活躍したニコロ・バレッラ、マルセロ・ブロゾビッチなど実力者が揃うが、その中盤に一言物申したいと手を挙げたのは元イタリア代表FWアントニオ・カッサーノだ。
伊『Sky Sport Italia』によると、カッサーノが心配しているのは中盤の創造力だ。ビダルやナインゴラン、バレッラのようなタイプだけでは攻撃のアイディアが不足すると考えているのだ。
そこでカギとなるのが、トッテナムよりやってきたクリスティアン・エリクセンだ。
26日のフィオレンティーナ戦に先発したエリクセンは、違いを生みだすことができなかった。評価は今一つといったところだが、カッサーノはエリクセンのことを猛プッシュしており、スタメンに入れないのはあり得ないと語る。
「エリクセンを中盤でプレイさせないなんて狂っている。彼はレアル・マドリードも欲した選手だし、バルセロナもそうだった。彼はイングランドとデンマーク代表でファンタスティックなことをしてきた。インテルのようなノーマルなMF陣で彼の居場所がないのは信じられないね」
インテルを指揮するアントニオ・コンテはビダルのようなファイター型のMFを好んでいるが、創造性ならばエリクセンがインテルの中でNo.1と言っていいかもしれない。何とかその能力を引き出したい。
同じく中盤ではステファノ・センシもアイディアをプラスできる存在だが、やや人員過多になっている中盤をコンテがどうコントロールしていくのか。贅沢な悩みの末に導き出す答えが気になる。