得点を喜ぶペペ(右) photo/Getty Images
アーセナルの右ウイング1番手への道
今季のアーセナルではチェルシーから獲得したFWウィリアンが早くも重要な存在になっており、前線では開幕からアレクサンドル・ラカゼット、ピエール・エメリク・オバメヤンとのユニットが形成されている。
その中でレギュラーポジションを掴めていないのがFWニコラ・ペペだ。
ペペはレフティーアタッカーで、主に右のウイングをこなしている。ウィリアンの加入はペペにとっては直接的な打撃となり、ここまでは途中出場ばかりだ。
そのペペにとって4日のシェフィールド・ユナイテッド戦は特別なゲームとなった。58分にエディ・エンケティアとの交代でピッチに入ると、64分に右サイドを駆け上がって左足で冷静なフィニッシュ。チームを2-1の勝利へと導いてみせた。
今後もウィリアンとのバトルは続くだろうが、ペペもリール時代には得点を量産していた実力あるアタッカーだ。
英『METRO』によると指揮官ミケル・アルテタは、「彼にとって新たなステップになったと思うし、これをする能力が彼にはある。継続性は必要だね」とコメントしている。
まさにカギは継続性のみといったところだが、ペペは今季リーグ戦初得点から波に乗っていけるだろうか。ペペも覚醒すれば前線の層はかなり厚くなるだけに、サポーターも2年目のペペに期待をかけているはずだ。