W杯出場を目指すトルコ photo/Getty Images
20年越しのW杯出場なるか
2002年のワールドカップ・日韓大会から約20年の時が経った。あの時3位に入る大健闘を見せたトルコ代表のことを覚えているだろうか。
イケメンとして話題を呼んだイルハン・マンスズらを擁していたトルコ代表は、ホスト国である日本代表をも撃破して3位入り。今後もワールドカップで好成績を収めていくと期待された。
しかし、トルコ代表はあれ以降1度もワールドカップに出場できていない。ハミト・アルティントップやニハト・カフベジ、アルダ・トゥランなど優秀な選手は出てきていたが、厳しすぎる欧州予選を乗り越えられなかったのだ。
では、今大会はどうだろうか。欧州では2022年のカタール大会へ向けた予選がスタートしたが、そこでトルコは抜群の滑り出しを見せた。
第1節でオランダ代表を4-2で撃破し、第2節ではアーリング・ハーランドら注目の若手軍団になっているノルウェー代表を3-0で粉砕。第3節のラトビア代表戦は3-3で引き分けてしまったが、2勝1分のスタートは上々だ。現時点でグループGの首位に立っている。
期待したいのは欧州5大リーグで経験を積むリヴァプールDFオザン・カバク、レスター・シティDFチャグラル・ソユンク、ユヴェントスDFメリフ・デミラルのセンターバック陣で、強敵を抑え込むだけの守備力はある。
攻撃陣ではオランダ戦でハットトリックを決めたベテランのブラク・ユルマズと司令塔のハカン・チャルハノールに頼っていきたい。やや層は薄いが、それでも予選3試合で10得点を奪えているのは心強い。
果たして20年越しのダークホース復活となるのか。予選で快調すぎる滑り出しを見せたトルコは要注目だ。