武藤が連勝の立役者だ
7日に明治安田生命J1リーグで清水エスパルスと対戦した浦和レッズ。セットプレイから岩波拓也が今季初ゴールを挙げると、終盤には杉本健勇がスーパーゴールを決めて2-0で白星を挙げた。
第6節まで杉本に先発の座を譲ることとなった武藤だが、白星を挙げた鹿島戦ではスタメンに返り咲き勝利に貢献した。続く清水戦でも最前線となる9番の位置で先発出場を果たした。
前節同様、9番での出番となるが彼のプレイエリアは前線にとどまらず、各方面に顔を出してボールの受け手として攻撃に貢献。高い足元の技術と常に周りを見てサポートに回る彼の動きは浦和にとって非常に重要な存在と言える。
周りとの連携面でも抜群の良さを見せる。各方面に顔を出すため降りて受けることの多い武藤だが、それによって前にスペースが空き、明本考浩や関根貴大といったサイドの選手が飛び出せるコンビネーションも悪くない。
武藤はまだ今季ゴールを挙げていないが、彼の存在が攻撃の助けになっていることは間違いないだろう。あとは目に見える結果が欲しいところだ。離脱していた興梠慎三が徐々に出場機会を増やしており、杉本もこの試合で素晴らしいゴールを決めて監督にアピールした。