ホームで浦和に勝利した(写真は昨季) photo/Getty Images
8分間のプレイで存在感を残す
明治安田生命J1リーグ第12節でアビスパ福岡は浦和レッズと対戦。この日本拠地デビュー戦となったジョン・マリがYBCルヴァンカップに続く2戦連発となった。
ジョン・マリは82分にブルーノ・メンデスと途中交代。ベスト電器スタジアムでのデビューとなった元カメルーン代表FWは、86分にクロスボールに反応すると左足でボールを収める。するとそのまま反転しながら右足でシュートを放つ。ボールは西川周作の手を弾くと、ネットに吸い込まれていき福岡の貴重な追加点となる。勝利を手繰り寄せる重要なゴールとなり、福岡の2000年以来となるJ1での3連勝を飾った。
ジョン・マリは前節のサンフレッチェ広島戦でJリーグデビューを果たすと、3日前のルヴァンカップ第4節の北海道コンサドーレ札幌戦で途中出場から初ゴール。そして満を辞してホームデビュー戦となった浦和戦で待望のJ初得点を決めた。札幌戦ではクロスバーの跳ね返りを頭で詰めたゴールだったが、今節は強烈なハーフボレーで決勝点。その後のゴールパフォーマンスも含めて自身の身体能力の高さを活かしたプレイだった。
2018年に中国の2部リーグで得点王を獲得したジョン・マリ。その後、中国超級(1部)リーグの深センFCへ移籍すると、2年間で20ゴールを奪った。