ブリスベン・ロアーで経験を積む檀崎竜孔 photo/Getty Images
ここから欧州への挑戦はあるか
近年は海外で実績を積む日本人選手が増えてきたが、成長する場は欧州だけとは限らない。
今季豪州で急速に評価を伸ばしているのが、コンサドーレ札幌からAリーグのブリスベン・ロアーにレンタル移籍している20歳のMF檀崎竜孔だ。
青森山田の選手として全国高校選手権を制したことでも有名なアタッカーだが、檀崎は昨年11月よりブリスベン・ロアーでのプレイを開始。ここまで24試合に出場し、9得点と見事な成績を残しているのだ。Aリーグでの武者修業は大成功と言っていいだろう。
当然現地での評価も高い。豪州『FTBL』によれば、ブリスベン・ロアーの指揮官ウォーレン・ムーンも「彼に残ってもらう大きなプランがある。彼はここでポピュラーな存在だし、彼もここを好いている」とコメントしており、来季も檀崎に残ってほしいとの考えだ。
SNS上でもサポーターからは「檀崎は興味深い選手だ」、「いつの日か日本のスターになってほしい」、「彼に残ってほしい」といった意見が寄せられている。
Aリーグでの活躍をきっかけに、欧州へステップアップすることも不可能ではない。檀崎にとって豪州挑戦は貴重な経験となったはずで、今後のキャリアが非常に楽しみな選手の1人だ。
青森山田時代より強心臓ぶりを発揮している選手ではあったが、このまま上昇気流に乗るのか。いつの日かA代表に入ってきてほしいアタッカーだ。