アストン・ヴィラへの移籍が噂されているウォード・プラウズ photo/Getty Images
来季は期待できるチームとなるだろうか
2020-21シーズンは波乱の年となったプレミアリーグ。前年度の王者であるリヴァプールが調子を落とし、最終結果は3位だが、途中まではCL圏内も難しいと言われていた。
そんななか、次なるレスターと言われているのが昨季11位のアストン・ヴィラだ。ジャック・グリーリッシュ、オリー・ワトキンスとプレミアトップレベルの実力者が在籍しており、守備に目を向けてもタイロン・ミングスやエミリアーノ・マルティネスと名のある選手が揃っている。昨季終盤にはエースであるグリーリッシュが長期離脱して失速したが、もし、グリーリッシュが万全の状態であればトップハーフでのフィニッシュは堅かっただろう。
そんなヴィラだが、今夏の移籍市場では活発な動きを見せている。英『The Mirror』によればノリッジ・シティのエミリアーノ・ブエンディアと既に合意済みであり、サウサンプトンのジェイムズ・ウォード・プラウズが次のターゲットとなっているようだ。
どちらの選手もヴィラの補強ポイントであり、的確な選手補強と言える。ブエンディアに関してはベルトラン・トラオレの安定しない右サイドで競争力を生む存在となり、ウォード・プラウズは今までになかった中盤からの飛び道具として新しい武器となるだろう。また、離脱の多いグリーリッシュに代わりゲームを作りつつ、チャンスも創出するエースとなれるはずだ。
しかし、ここで気になるのはグリーリッシュの去就だ。同選手はマンチェスターの両クラブから関心が寄せられている。ここで移籍となれば確実に戦力ダウンだが、残留となれば来季上位陣に名を連ねるのはアストン・ヴィラかも知れない。