EUROでも得点を決めるルカク photo/Getty Images
EURO2020でも快調にネットを揺らす
EURO2020でもさっそく3得点を挙げるなど、ベルギー黄金世代を引っ張る点取り屋ロメル・ルカクが止まらない。
ルカクの凄いところは、代表のメジャートーナメントで継続的に得点を奪っていることだ。
2014年のワールドカップ・ブラジル大会で1点、EURO2016で2点、2018年のワールドカップ・ロシア大会で4点、そして今回のEURO2020で3点と、エースとして十分な成績と言えよう。
EURO2016とワールドカップ・ロシア大会では決勝トーナメントで得点を奪えていないところが気にかかるが、それでも代表通算96試合で63得点は文句のつけようがない数字だ。
似たペースで得点を重ねてきた選手を挙げると、元ブラジル代表の元祖怪物FWロナウドだ。
ロナウドは代表通算98試合に出場して62得点という成績を残しており、単純に得点数を比較すればルカクが上回ったことになる。
ロナウドの場合はコパ・アメリカ2回、2002年のワールドカップ・日韓大会を制すると同時に得点王を獲得するなど、タイトルではルカクを大きく上回っているが、ルカクの得点ペースが見事なのは事実だ。
果たして今回は決勝トーナメントでも得点を奪えるのか。ベルギーが優勝するには、ロナウドに負けぬペースで得点を量産するルカクの大活躍が必須条件だ。