ウクライナ戦の試合開始早々、ケインの先制点をアシストしたスターリング photo/Getty Images
マンCでは不調も
シーズン中こそ不調に悩まされた男だが、EURO2020ではまるで“別人”。今大会におけるイングランド代表FWラヒーム・スターリングについては、そんな表現がピッタリかもしれない。
2020-21シーズンはマンチェスター・シティで思うような時間を過ごすことができていなかったスターリング。今季はマンCでリーグ戦31試合に出場し10ゴール8アシストを記録するも、そのうち最後の15試合で決めたのは2ゴール2アシストのみだった。終盤戦にはゴールに絡む機会が減少し、批判の対象にもなっていた同選手。今回のEUROでも、その不調を引きずるのではないかとの懸念はあった。
しかし、そんな予想に反してスターリングは好調をキープ。なんと、今大会にイングランド代表がこなした5試合のうち、彼がゴールに絡まなかったのはスコアレスドローに終わったグループリーグ第2節のスコットランド代表戦のみだ。それ以外の4試合において、スターリングは必ずチームの得点に貢献しているというのだから驚きだ。
なお、ここまで絡んだ4得点(3ゴール1アシスト)というスターリングの数字は、準々決勝終了時点でポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(5ゴール1アシスト)とチェコ代表FWパトリック・シック(5ゴール)に次ぐ成績となっている。マンCではとにかくゴールに絡めなかった男が、ここまでの結果を出していることには驚くほかないだろう。元々の能力に疑いの余地はなかったが、この劇的変化は今大会におけるサプライズのひとつといっても過言ではない。
日本時間3日深夜に行われた準々決勝ウクライナ代表戦でも、開始早々にドリブルで突っ掛けたところからFWハリー・ケインの先制点をアシストしたスターリング。2020-21シーズンは不本意な結果に終わったアタッカーだが、EUROでついに彼は本来の調子を取り戻すのだろうか。

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