アトレティコ・ミネイロへ向かったフッキ photo/Getty Images
母国ブラジルにて大暴れ
近年はベテラン選手の活躍も目立っているが、ブラジルの方ではサッカー界でも1、2を争うフィジカルモンスターと言っていいベテランアタッカーが暴れている。
欧州への復帰も囁かれながら、今年1月に母国ブラジルのアトレチコ・ミネイロに加入した34歳のFWフッキだ。
Jリーグでの活躍も印象的だったフッキは、おそらく今でも欧州5大リーグで活躍できただろう。それだけの実力は備えているはずで、アトレチコ・ミネイロでも存分にその力を発揮している。
開幕したリーグ戦ではここまで12試合を戦い、4得点5アシスト。チームも2位につけるなど好調だ。とはいえチーム全体では16点しか奪っていないため、フッキは得点とアシスト合わせて半分以上のゴールに関与していることになる。すっかりアトレチコ・ミネイロの主力なのだ。
南米No.1を決めるコパ・リベルタドーレスの方でも7試合で4得点1アシストと活躍しており、34歳になった今も大きな衰えは見られない。
フッキは欧州5大リーグでのプレイ経験がないのだが、これまでのキャリアで見事なのは一貫性だ。すべてのクラブで安定した成績を残しており、FCポルトでは169戦77得点61アシスト、ゼニトでは148戦76得点60アシスト、中国の上海上港では145戦76得点54アシストを記録。いずれも似た数字となっており、この安定感は見事だ。
アトレチコ・ミネイロでも加入早々から結果を出しているため、これに近い数字を残してくれるはず。欧州5大リーグでプレイしていないものの、現代を代表するレフティーモンスターなのは間違いないだろう。