PSVからドルトムントへ移籍したマレン photo/Getty Images
新シーズンも若手に注目
新シーズンのブンデスリーガも、例年と同じくフレッシュな若手が注目ポイントの1つだ。
今夏にも成功を求めて若い才能が続々とドイツへやってきており、注目のプレイヤーを紹介する。
1.ドニエル・マレン(ドルトムント/FW/22歳)
まずは何と言ってもマレンだ。ジェイドン・サンチョが退団したこともあり、新シーズンはマレンがサンチョ級の活躍を見せられるかに注目が集まる。
オランダ・PSVでの実績は十分で、エールディヴィジにて3シーズン連続で二桁得点を記録。オランダ代表にも選ばれており、サンチョよりゴールゲッター色の強い選手だ。ブンデスリーガ1年目から目指すは二桁得点だ。
2.オマー・リチャーズ(バイエルン/DF/23歳)
最近はイングランドからドイツへやってくる若者が増えたが、U-21イングランド代表でのプレイ経験もある左サイドバックのリチャーズもそうだ。
これまではイングランドのレディングでプレイしてきたが、今夏にドイツ王者バイエルン移籍のチャンスを勝ち取った。
バイエルンの左サイドバックといえばアルフォンソ・デイビスがいるが、ブンデスリーガ公式サイトはデイビスのコンディション次第ではリチャーズに早い段階からチャンスが来るかもしれないと注目している。バイエルンでポジションを掴むのは難しいが、このチャンスを活かせるか。

コロンビア代表でプレイするボレ photo/Getty Images
アメリカのティーンエイジャーも
3.ラファエル・サントス・ボレ(フランクフルト/FW/25歳)
アンドレ・シウバを失ったフランクフルトにとって、攻撃陣の穴埋めは今夏の重要事項だった。
その1人として選ばれたのがアルゼンチンのリーベル・プレートからやってきたコロンビア代表のボレだ。
リーベル・プレートでは通算149試合で56得点とまずまずの結果を残しており、センターフォワードから左のウイングまでこなすことができる。
フランクフルトでは鎌田大地、長谷部誠も所属しているため、ボレの出来栄えは日本のサッカーファンにとっても気になるところか。
4.ケイデン・クラーク(ライプツィヒ/MF/18歳)
イングランドからドイツへのパターンに続き、アメリカからドイツへ来るパターンも増加中だ。
MLSのニューヨーク・レッドブルズでプレイする攻撃的MFクラークもアメリカ人プレイヤーで、今冬よりライプツィヒに合流する予定だという。
ライプツィヒでは同じくアメリカ代表MFタイラー・アダムスがプレイしており、今後もMLSの有望なタレントがドイツへ渡るケースは増えるだろう。アメリカサッカー界にとっても代表チーム強化へ繋がるはずで、クラークもどこまで伸びるのか楽しみだ。
最大の注目はマレンということになりそうだが、ブンデスリーガでは毎シーズンのように若手が結果を残している。新シーズンのNewヒーローとなるのは誰なのか。これもブンデスリーガの見所の1つだ。