レアルで共演したロナウドとカカー photo/Getty Images
プレイステーションの世界でも実現難しい大補強
今夏のパリ・サンジェルマンはまるでゲームの世界のような動きを見せた。
GKジャンルイジ・ドンナルンマ、DFアクラフ・ハキミ、セルヒオ・ラモス、MFジョルジニオ・ワイナルドゥム、そしてFWリオネル・メッシを獲得。
米『ESPN』が重ねたのは、2009年夏のレアル・マドリードだ。
当時のレアルはクリスティアーノ・ロナウド、カカー、シャビ・アロンソ、カリム・ベンゼマらスターを続々と獲得。その後やや時間はかかったが、ロナウドとベンゼマ、アロンソはチャンピオンズリーグ制覇にも貢献した。

今夏最大の衝撃となったメッシのPSG移籍 photo/Getty Images
パリで完成した銀河系軍団
ロナウドとカカーはバロンドール受賞者でもあり、まさに銀河系の名にふさわしい補強だった。今夏のパリは当時のレアルと重なるインパクトがある。
EURO2020を制して世界最高のGKへの道を着々と歩むドンナルンマ、現世界最高クラスの攻撃型サイドバックであるハキミ、そしてチャンピオンズリーグを制してきたワイナルドゥム、ラモス、メッシ。能力も経験値も文句なしの補強だ。
パリが掲げる目標はチャンピオンズリーグ制覇だ。逆にこれだけ補強をして制覇できなければ立ち直れないほどのショックを受けてしまいそうだが、欧州の頂点に届くのか。時代に残るメガ補強の夏に世界が注目している。