堅守を誇るヴォルフスブルク守備陣の中心人物となっているラクロワ photo/Getty Images
堅守軍団の最終ラインに君臨する21歳
昨今のサッカー界において、フランスの若い世代からは数多くの優秀なセンターバックが頭角を現している。ダヨ・ウパメカノ(バイエルン・ミュンヘン)、イブラヒマ・コナテ(リヴァプール)、ジュール・クンデ(セビージャ)などを筆頭として、注目度の高い選手は多い。
そんななか、またもフランス出身の若きCBが欧州4大リーグで存在感を高めている。その選手とは、今季ブンデスリーガで好調のヴォルフスブルクに所属するDFマクサンス・ラクロワ(21)だ。
2020年夏に仏2部のソショーからヴォルフスブルクに加入すると、瞬く間に守備陣の中心的存在となったラクロワ。加入初年度の昨季はいきなり公式戦36試合に出場し、リーグで2番目に少ない失点数(37失点)を記録したヴォルフスブルクの原動力となった。
そして、今季もその影響力は絶大。データサイト『SofaScore』によると、2021-22シーズンのラクロワは地上戦勝利数(24回)やタックル数(10回)、インターセプト数(23回)などのあらゆる守備スタッツでリーグDF中10位以内の数字を記録している。今季ここまでのヴォルフスブルクは開幕からわずか2失点で無敗(4勝1分)をキープしているが、その中心にいるのは堅牢な守備陣を支えるラクロワと言っていいはずだ。
同じフランス産の若手CBといえばウパメカノやコナテといった有名クラブの選手ばかりに注目が集まってしまうものの、ドイツの堅守軍団で着実に評価を高めているラクロワ。はたして、ヴォルフスブルクの守備陣を支える21歳は今後どれほどその評価を高めてくるのだろうか。ひと足先に強豪クラブへと渡った同世代たちには負けられない。
編集部おすすめ