先制点を決めた酒井(試合はC大阪戦) photo/Getty Images
FC東京戦でゴールを決める
浦和レッズはJ1第30節でFC東京と対戦。酒井宏樹と江坂任のゴールで、2-1と勝利を収めている。
開始早々に失点した浦和だが、45分に右サイドの酒井が柴戸海へボールを預けると縦にパスを送る。そのまま酒井は相手のスペースに飛び込むと、ボールを持った平野佑一が酒井へパスを出し、酒井は落ち着いてゴールへと流し込んだ。
一度はオフサイドの判定も、VARによってゴールへと正される。その間も酒井は自信を持ってオンサイドを主張していた。サイドで最善の注意を払って駆け引きをしていた証拠だろう。
酒井は右サイドで柴戸から平野へとボールが渡った瞬間に、相手守備がいないスペースに走り込み少し減速した。そこでオンサイドとなったため、フリーでゴールネットを揺らすことに成功する。
これは欧州でもプレイを続けてきた酒井だからこそ成せるワザだろう。高い技術と最終ラインとの巧妙な駆け引きで相手を翻弄してゴールを奪う。そんなハイレベルな得点が酒井の移籍後初ゴールとなっている。
ドイツやフランスのトップレベルで活躍してきた経験を、酒井は浦和に還元している。