イサクやオヤルサバルが攻撃の中心となっているレアル・ソシエダ photo/Getty Images
興味深いクラブだ
今季のリーガ・エスパニョーラは大荒れだ。消化試合数に差があるものの首位はレアル・ソシエダ。
各クラブの実力が拮抗しているスペインリーグだが、今季はソシエダが好調だ。11試合で7勝3分1敗と負けが少なく、失点も9点と安定している。指揮官であるイマノル・アルグアシルのもとリーグ制覇を目指したい。
そんなソシエダだが、スウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクが存在感を放っている。母国スウェーデンで頭角を現し育成の名門ボルシア・ドルトムントへ移籍したイサク。しかし、そこでは思うような結果を出せずオランダで結果を出すと、2019年にソシエダに加入。昨季は17ゴールを決めて大きく飛躍している。22歳の若さもあり、ビッグクラブから関心が寄せられている逸材だ。
190cmと大きな体格に恵まれたイサク。
9番で起用されることの多いイサクだがボックス内に留まらず様々なポジションに顔を出すタイプで、ポストプレイやラストパスとやれることの多い器用な選手だ。先日のアトレティコ戦では直接FKを沈めており、プレイの幅の広さでいえばイブラヒモビッチに似ているところは多いのかもしれない。また、大きな体に見合わず加速力のあるドリブルを見せる選手でカウンター時の独走は見ものだ。
イサクをはじめミケル・オヤルサバルやダビド・シルバなど攻撃陣にタレントを揃えているソシエダ。リーガ・エスパニョーラは03-04シーズンにリーグ優勝を果たしたバレンシア以来、3強がタイトルを独占しており、ソシエダがその流れを破ることになるのか。