名古屋をルヴァン制覇に導いたフィッカデンティ監督 photo/Getty Images
7割近くボールを支配されるも
名古屋グランパスはルヴァンカップ決勝でセレッソ大阪と対戦。2-0と勝利して大会初優勝を飾った。
試合はC大阪が終始試合を優勢に進めていた。ボールを支配しながら、圧力を強めた攻撃で名古屋を圧倒。それでも集中力を切らさずにゴールを許さなかった。
スタッツを見ても支配率はC大阪が67%を記録。シュートも9本を打たれたが、C大阪のキーである2列目の坂元達裕と乾貴士には両SBが1対1で負けずに突破を許さず。好調だった2トップには、CBが強さとカバーリングを活かしてボールを触らせないことで、攻撃に絡ませなかった。
今季はクリーンシート19試合というJ1の新記録を樹立した名古屋。3日前に行われた天皇杯では0-3と完敗したものの、タイトルがかかった大一番でチームの堅守が発揮された。AFCチャンピオンズリーグでもベスト8で敗退し、チームの残されたタイトルであったルヴァン杯を獲得。2つの大会は3失点して敗退したが、ルヴァンでは持ち味の守備を大いに見せ付けて勝利することができたのだ。