マグワイアが退場にならなければまだ戦えたか photo/Getty Images
良い選手ではあるが
プレミアリーグ第12節マンチェスター・ユナイテッド対ワトフォードの一戦が行われ、1-4でマンUの大敗となってしまった。この敗戦を受けてマンUは指揮官であるオーレ・グンナー・スールシャール監督の解任を発表。
リヴァプールに大敗後、常に囁かれていたスールシャール監督の解任だが、ワトフォード戦での敗戦が決定的なものとなり、現実となってしまった。確かに今季の成績は悪かったが、アレックス・ファーガソンがクラブを去った後の暗黒時代を抜け出したのはスールシャールの功績であったともいえる。
そんなワトフォード戦で致命的なミスをしてしまったDFハリー・マグワイアだが、彼の今後の序列はどうなるだろうか。
2019年にレスターから加入したマグワイア。移籍当初からチームの中心選手として活躍しており、イングランド代表でもジョン・ストーンズと共にEURO2020を戦っている。
しかし、評価が難しい選手だ。194cmと大きな体格を生かした力強い守備は素晴らしく、ビルドアップでも平均的な能力をもっており、現代型のセンターバックといえる。が、今季はその守備が上手くいかず、プレミア12試合で20失点は少なからずCBの彼に責任がある。
組み立てでも平均以上の能力は持っているが、前述したストーンズと比較すれば物足りず、ワトフォード戦ではビルドアップのミスを挽回しようとした際のタックルで貰った2枚目のイエローカードで退場処分を受けてしまった。結果的に4失点となったマンUだが、マグワイアが退場するまでは1-2とビハインドは少なく、まだ逆転の可能性が十分にあっただけに、この退場は残念だ。
今季は評価を落としているマグワイアだが、これから指揮官が変わるなかで序列はどうなるだろうか。